こんばんはDJあおいです

読者さんからこんな相談をいただきましたよ







お悩み

初めまして、いつも拝見しております。
数多くのご相談がある中、目に留めていただき、誠にありがとうございます。

早速ではございますが、現在の職場環境についてご相談させてください。

私は販売業でパートとして勤務しております。
パワハラを受けている同僚とパワハラ店長との板挟みになり、フォローするような立場で、双方の仕事のミスを対応しているような状態です。

40代の女性店長からパワハラを受けている50代のパート主婦が2名いらっしゃいます。
ミスがあるたびに、いつも2名とも店長から叱責を受けているようです。

業務に関することのみを叱ったり、改善点を一緒に考えて指導する、といった流れであれば全く問題ないと思いますが、パワハラ店長は人格否定まで及んでしまうようです。
具体的には、物忘れに対して更年期ではないのかと発言したり、なぜこんなことができないのか、私の言うことをなぜ聞かないのか、私を仲間外れにしていい気になっているんでしょう、など、まるで女子校のような幼稚なことまでおっしゃっているようです。
パートの2人は店長を恐れて言い返せない、頑張って伝えても結局は折れてしまうようです。

私はそつなく仕事をこなしていたためか、何も言われず、問題があると思ったら自分の意見をはっきりと言うので、何も言ってこないようです。

パワハラ店長は、どこか人とズレているような部分が見受けられ、年齢の割には幼稚なところも仕事をする上で目に付きます。
ご自身のミスを隠したり、誠意が感じられず、基本的な謝罪や感謝の言葉もありません。
ご自身の気分が良い時のみ伝えているように感じます。
お客様から「ノリは良いけど、強引でしつこい」と言われているのを見た時は、大変驚きました。

以前、パワハラを受けているパートさんがエリアマネージャーに相談したことで、一時的には改善されたようですが、最近になってエスカレートしているようです。
その際も『私のことをエリアマネージャーに相談しているらしいけど、どういうこと?』と詰め寄られたようです。

エリアマネージャーが、なぜそのようなことを店長に伝えてしまうのか疑問に感じますが、店長がご自身のことを上手く伝えているのだろうと思います。

私自身、ややこしい3人なので、一定の距離感を保ち、必要以上に関わらないようにしておりますが、パート2人から店長への不満を聞いたり、3人の調和をなるべく保つために先手を打って配慮やフォローをしたり、ミスの対応をしたりするような立ち位置になってしまい、苦しい思いをしております。

他にも様々なことがあり、3人との関係に苦慮しております。

私に直接的な害はなくても、職場の雰囲気が悪く、パートの皆が店長に怒られないように気を遣っているような状態です。

このような環境に疲れてしまい、辞めようかと考えていますが、仕事自体は好きでやりがいも感じております。
正直なところ、店長がいなければ環境は改善され、パワハラを受けているパート2人の仕事のパフォーマンスも向上するのではないかと思います。

つきましては、エリアマネージャーに相談してから退職した方がよろしいでしょうか?







2022年4月からすべての企業に パワハラ防止措置(相談窓口の設置等)が義務化されたので
『窓口がない企業』は、制度上は存在しないことになっています

ただし現実は
『窓口はあることになっている企業』
が激増しました

多くの職場で起きているのは
窓口担当は人事や総務、管理職やエリアマネージャー、または兼務の誰か
といった、法律・心理・紛争調整の専門家ではない『社内の人』が担っています

つまり実態は
相談対応の訓練を受けていない
利害関係のど真ん中にいる
組織防衛のバイアスを強く持つ
という、最初から中立性が成立しない構造なんですよね

ハラスメント対応は本来、専門職の仕事です
ハラスメント対応に必要なのは
事実認定(証拠・ヒアリング・記録)や力関係の評価
心理的安全性の確保、再発防止策の設計、報復防止の担保、等々
これって正直に言って
片手間でできる仕事ではありません

にもかかわらず現場では
素人が『とりあえず話を聞く』
素人が『双方の言い分を聞く』
素人が『注意して様子を見る』
という、トラブル仲裁ごっこで終わってしまう

結果、加害者にとっては軽い注意
被害者にとっては裏切り
周囲にとっては沈黙が最適解
になってしまうわけです

本来ならハラスメント対応は社内政治に左右されない『プロ』のお仕事
特に今回のように、非正規で店舗型、管理職の裁量が強い
という条件が揃うと
社内対応はほぼ機能不全になります

では、なぜ企業は外部プロを使わないのか

理由はシンプルで
お金がかかり問題が『可視化』され記録が残り是正義務が発生するからです

簡単に言うと、会社にとって都合が悪いから

『窓口はあります』と言えることと
『本気で守る気がある』ことは、全く別の話
パワハラ防止法が義務化されてからまだ間もないですが
早くも『形骸化』しているんですよね

だから制度があるのに、守られていない人がたくさんいる
そして、その穴を
仕事ができて、空気を読めて、優しい人が埋めさせられている
これはもう、個人の努力でどうこうすることはできないんですよ

だから、この相談で本当に問われるべきなのは
『どうすれば職場を良くできますか?』ではありません

『なぜ、あなたがそこまで背負わされているのか?』
その一点です

パワハラを起こしているのは店長であり
それを是正する責任があるのは会社であって
調整役を引き受けているパート社員ではありません

にもかかわらず
被害者の愚痴を聞き、加害者の機嫌を読み、ミスをフォローし、空気が壊れないように立ち回り、それで疲弊している

これはもう『仕事』ではなく
組織不全の尻拭いです

そして皮肉なことに、こうした役割を担わされるのは決まって
『辞めなさそうな人』『真面目な人』『良心的な人』です

逆に言えば、会社はあなたが壊れない限り
この構造を変える必要がありません

だから私は、エリアマネージャーに相談するかどうかよりも
まず自分の役割を降りることを勧めます

板挟みにならない、調整しない、フォローしない、代わりに謝らない

それで職場が回らなくなるならそれが本来の姿です
その状態を『困る』と感じるのは、あなたではなく会社の側であるべきだからです

仕事が好きで、やりがいを感じているからこそ
辞めるかどうか迷われているのだと思います
でも、その仕事の好きさと引き換えに
あなたの心身を差し出す必要はありません

パワハラ防止法が機能しない職場で
個人の善意だけが機能しているとしたら
そこはもう健全な環境ではありません

離れることは逃げではなく
構造的に正しい選択です

あなたが守るべきなのは
職場の空気でも、他人の感情でもなく
これ以上すり減らさなくていい、あなた自身なのですよ




以上
DJあおいでした



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