こんばんはDJあおいです

読者さんからこんな相談をいただきましたよ







お悩み

djあおいさん。いつもありがたく拝見しています。突然ですが、私は上司が大嫌いです。ずっと相性が悪く、互いにストレスの種ではあったのですが、ある時上司が私を人格否定するような言葉を書き連ねたメモを見つけてしまいました。(上司がうっかり出しっぱなしにしていた)

ちょうど直前に仕事の方向性のことでぶつかり、最終的に私がイヤイヤ頭を下げたのですが、それでも向こうが気がすまず、紙に書きなぐっていたようです。

目に届く場所に置かれていたので腹が立ち問い詰めると、「直接言ってないからセーフ」「〇〇さんが君のことをそう言ってたから自分の言葉ではない(嘘)」など嘘をついてまで自己保身の言い訳三昧で悪びれる様子はありませんでした。

その日の私は怒りが限界突破し大暴れしましたが、怒り疲れてしまい、また社会人として自重しないとと今日までやり過ごしています。
こんなやつのために仕事を辞めたくないなら我慢するしかないと思う一方、顔を見るのも嫌で嫌でそのストレスは病院に通うまでになっています。

正直全細胞が相手を拒否しており、一場面を切り取れば私が相手に非人道的になっていて自己嫌悪がひどいです。
あおいさん、相手を許せないならやっぱり仕事は辞めなければいけないでしょうか。



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好き嫌いは感情
相性の良し悪しは構造

好き嫌いは
気分や印象、価値観の相違、一時的な感情で揺れ動きます

一方で相性の良し悪しは
役割関係や権力構造
距離感の相違や衝突時の振る舞い
という関係の設計ミスです

相談者様の場合、問題は『上司が嫌い』なのではありません
権力を持った人間が、感情処理能力の低さを部下にぶつけてくる構造
ここが致命的に噛み合っていません

日記、メモ、ジャーナリングは
感情の整理、思考の可視化、衝動のクールダウン
のための私的行為です

この時点では治外法権
頭の中で何を考えようが
紙に何を書こうが
それ自体は原則として自由です

しかし、問題は『結果』と『その後』です
故意かミスかはわかりませんが、人格否定のメモを本人に見られてしまった
これが『結果』です

対人関係、とくに権力差のある職場では
・結果として何が起きたか
・どう振る舞ったか
・同じことが起きない構造を作ったか
が重要な『その後』です

部下が人格否定を目にし、心身を壊している
という結果は消えません

その際に求められる『最低限』の対応は
即座に謝罪して弁明より先に配慮を優先すること
そしてメモの回収&破棄、再発防止の明示

これは善悪の話ではなく安全管理の話です

ところが今回の対応は
直接言ってないからセーフ
他人の言葉だから自分じゃない
嘘を重ねて自己保身

これはミスを犯した人の態度ではありません

『許す/許さない』の前に必要なのは、『事実認定』
事実認定ができていない関係では
『反省』も『改善』も起きません
起きるのは、責任のすり替えと感情の押し付けだけです

そして相談者様が感じている
『顔を見るだけで拒否反応が出る』
という症状は、性格の問題ではありません

安全が破壊された環境に置かれたときの、正常な防衛反応です

人は本来、安心できる相手に対してしか理性を保てません
安心が失われた状態で
『大人として振る舞え』と要求されること自体が無理筋です

判断基準は感情ではなく、現実です

業務上の接触を減らせるか
第三者(人事・上位者)を介在させられるか
評価や指示の系統を分離できるか
異動や配置換えという選択肢があるか

これらによって
感情を使わずに関係を維持できる構造が作れるか
ここが分かれ目です

それでもなお
心身の不調が続くなら
それは逃げでも負けでもありません

自分を守るための環境選択です

許しは義務ではありません
成熟の証明でもありません

壊れた安全の上で
無理に人間関係を続ける必要はありません

相談者様が今すべきなの
『良い部下』になることではなく
これ以上、自分を壊さない選択をすることです




以上
DJあおいでした



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