こんばんはDJあおいです

読者さんからこんな相談をいただきましたよ







お悩み

あおいさん

こんばんは。
いつも楽しく拝見しています。
アラサー女性です。

育休中の仕事へのモチベーションについてご相談させてください。

現在第二子の育休中です。
一人目の育休明けから、育休前とは全く違う仕事を担当することになりました。
その部署は女性が少なく、上司からもキツく指導されながらも自分なりにがむしゃらにやってきました。
しかしなかなか成果が出ず、やっと今年は成果が出せる!一人前になれる!と思った矢先に妊娠が発覚、制度上社内の評価もされないまま産休に入りました。

妊娠が発覚したタイミングで新しく同性の後輩が異動してきました。
私の性格上、同性だと「一緒に頑張ろうね!」というよりも同性であるがゆえに「負けたくない!」とライバル意識を強く持ってしまいます。
多分私自身が良くも悪くも女性であることを気にしすぎているからだと思います。

私の育休取得により、私の仕事の一部は彼女に引き継ぐことになりました。
土台は作ったのであとは任せた!という感じですが、自分はかなりの時間と労力を重ねてここまできたのに、彼女はそれを受け取ってこなし、評価をされるのか…と悔しいと、自分ではできなかったことを彼女はサクッとやってしまうかもしれない、復帰した頃には抜かされているかもしれないという焦りの気持ちもあります。

引き継いだあとのことは彼女の努力だと理解はしており、この数年自分のやるべきことはやったし、しっかり成長できている!と自負しています。
ありがたいことに周囲の人も悔しい気持ちは分かってくれていて「頑張ったね」「仕事は(育休から)復帰してからでもできるよ」「自信を持て」と言ってもらえますが、やはり悔しい気持ちと漠然とした不安が消えません。

仕事は復帰してから頑張るしかないと思っていますが、育休前より子供は増えて今まで通りに働けなくなるので、さらに不安です。
*子供たちのことはしっかり可愛いと思ってます!!
この気持ちとどう折り合いをつけていけばいいかアドバイスをいただければ嬉しいです。

寒くなってきましたので、お身体にもお気をつけてお過ごしください。



ブラックフライデー



男性が家庭か仕事かの間で悩むとき
そこには常に『選ばない自由』があるんですよね

仕事を続けることも、育児に比重を置くことも
そのどちらも社会的に許容されているんです

選んだ結果についても
社会から大きく否定されることは少なく
男性は、育児とキャリアの間に自由度があるんですよ

しかし女性の場合は構造が逆です
妊娠・出産という身体的現実がある以上
産休・育休という『不可避の中断』が発生します
しかもこの中断は女性本人の希望とは関係なく訪れるものであり
キャリアに影響が出るのは『選択した結果』ではなく『構造の副作用』です

つまり、男性は育休を取るかどうかを選択できる立場
女性は育休を取らざるを得ない立場になるということです

さらに日本の雇用システムは長時間労働とメンバーシップ型雇用を前提に設計されており
途中離脱した人をスムーズに復帰させる構造が弱い
結果として、出産による中断は『キャリアの保留』ではなく『キャリアの格下げ』として扱われてしまうわけですね

ここに性別役割分業の残骸が重なります
男性は『働く性』として
仕事に集中することが社会的にも優良とされてきた一方で、女性は『支える性』として家庭に重心を置くことが期待されてきました
現代では価値観が変化しているにもかかわらず
制度だけ旧来の枠組みのまま残っているため、女性だけがその段差につまずかされる仕組みになっています

つまり問題は『個々の価値観の違い』ではなく『制度設計の偏り』によって生まれる不公平であり、男女が同じスタートラインに立っているように見えて、実は別の競技場で走らされているわけです

男性は選ぶことができる
女性は選ぶ前に、すでに負担の位置が決められている
この非対称な構造が、キャリア思考の高い女性の大きな壁になっているわけです
優秀な女性ほど結婚や出産を避けるのは、こういった構造があるためですね

北欧のように父親専用のクオータ制度(育休をしないと損をする)があれば
完全とはいえませんが、この不均衡を緩和することができるのですが、そこら辺はまだまだ発展途上と言わざるを得ない状況です

この構造を前に、個人でできることは限られています
まず、自分の悔しさや焦りは『個人的な未熟さ』ではなく
社会構造が生み出した当然の感情であると認識すること
これだけでも、自己責任として背負い込む必要はなくなります

そして復帰後は、同じ土俵で戦おうとするよりも
制度と家庭環境の現実を踏まえた戦略が重要です

具体的には、育休中に可能なスキルや知識の維持・強化、家庭と両立できる働き方の模索、職場での自分の評価軸の整理などです
こうした準備は、復帰後の不安をある程度軽減し、自分の価値を守ることにつながります

さらに、パートナーや周囲の理解を得ながら
家庭内での役割分担を調整することも有効です
女性だけが中断と負担を背負う構造を変えられなくても
家庭内の非対称性を最小化することで精神的負担は大きく軽減されます

社会全体では、北欧のように父親の育休取得を促進する制度の普及や、キャリア評価の仕組みを中断前提に変えることが求められます
制度や文化の変化は一朝一夕には訪れませんが
こうした議論が広がることが、未来の女性たちの壁を低くするイデオロギーになるでしょう

現時点でできるのは、自分が積み上げてきた努力と成長を正当に評価し、無理に誰かに追いつこうと焦るのではなく
自分のペースで復帰後のキャリアを描くことです
悔しさや不安は自然な感情ですが
それに支配されず、自分の力で前に進める道を探していくことが最も現実的な対応と言えます

でも、これは悔しいっすね


以上
DJあおいでした



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