こんばんはDJあおいです
読者さんからこんな相談をいただきましたよ
お悩み
あおい様こんばんは。
いつもたくさんご意見ありがとうございます。
ご相談させてください。
どうしたら要らないアイデンティティを捨てられるのでしょうか。
かなり前、[実家暮らしの社会人を軽蔑してしまう]という記事を書かれていたと思います。
そちらの質問者様が、私の脳内でも覗いたのかと思うくらい全く同じ思考を持っていて、あおい様のお言葉がかなり耳も痛かったですし今でも忘れられない記事ナンバー1です。
私も普段は全く干渉もないし人に興味もない方です。
ただ、友達の「扶養に入りたい」「早く仕事辞めたいから結婚したい」「彼氏が収入安定しないって言ってプロポーズしてくれない」などの発言を聞くたびになぜか全く関係ないのにそこだけイライラしてしまいます。
私の仕事はフリーランスの営業マンで完全フルコミッションなのですが、そんな世界で働いている自分に酔っているというか、まさにそんな友達を見下すことでアイデンティティを得たくてわざわざこの仕事を選んでいるような気もしてきました。
また、あおい様のブログが好きな理由も、そういった結婚に甘い女子に厳しいお言葉をよくかけているから
横から「そうだそうだー!フン!」って思うことで自分を保っているような、そんな気もするんです。
また、結婚相談所の女性アドバイザーがされている、女性への厳しい言葉をかけているYouTubeなどを好んで見ていることにも気付きました。
あおい様、私こんな自分、嫌です。
要らないアイデンティティ、捨てたいです。
おそらく原因は親だと思います。
私はパパっ子なのですが、母親は専業主婦なのに家事がかなり苦手で洗濯たまに回し畳むだけでしまわない、料理はしないで父親が作ったご飯を不味そうにため息をつきながら食べていたので、そんな母親が許せないんだと思います。
母親みたいには、絶対なりたくないんだと思います。
細かいことを話し始めたらキリがないのですが、こんな私でも変われるのでしょうか。
カウンセリングとかが必要な領域なのでしょうか。
要らないアイデンティティ、捨てたいです。
私変わりたいです。

これのことですかね?
相談者様が苦しんでいるのは アイデンティティの歪みではなく
『反発によって形成されたイデオロギー』 なんじゃないですかね
アイデンティティとは
『自分が何者であるか』
という軸そのものです
何を大切にするか
どんな性質・気質で生きたいか
人生をどう捉えるか
といった“自己の核”に関わる部分です
アイデンティティは『自分由来』で形成されます
対してイデオロギーとは
価値観や世界観、立場、信念体系
もっと外側の、『思想』に近いものです
そしてイデオロギーには二種類あります
自分が信じたいから作るイデオロギー(能動的)
誰かを否定するために作るイデオロギー(反発的)
相談者様が苦しんでいるのは後者
つまり、『ある人物像を否定しないと自分が保てない』という
反発的イデオロギー です
この状態をアイデンティティの問題と誤解すると
『自分を変えなくては』と苦しみますが
実際には 信念の外側の層をゆっくり脱いでいく作業 なので、もっと簡単に変われます
文章を拝見すると
相談者様の怒りの根っこにはお母様への長年の怒りと失望 が存在しているようです
専業主婦なのに家事ができない
洗濯物を片付けない
料理はしない
父が作った料理を不満そうに食べる
これらの記憶は、子どもの目には 『大人としての怠慢』 に映ります
だからこそ、成長後に
『扶養に入りたい』
『もう働きたくない』
『収入が安定しないと結婚できない』
という他人の発言を聞くと
その人に腹が立っているのではなく、母への怒りが再燃してしまう
つまり相談者様は、他人の言動の中に母の残像を見てしまっているわけですね
これはアイデンティティではありません
過去の痛みに反応する信念体系(反発的イデオロギー)です
親をモデルにできないと
人は『反対側の極に振れる』ことで自己を守ります
母=依存、怠慢、不満だけ言う
と認識していた子どもは
努力する側、責任を負う側、自力で稼ぐ側、文句を言わずやる側
に振り切って生きようとします
甘い女子に厳しい意見を好むこと
弱い存在に強く反応してしまうこと
すべて、『母のようになったら終わり』という恐怖の裏返しです
ここで重要なのは、
相談者様が強い女性になりたいからそうしたのではなく
母を否定しないと自分を肯定できなかったから
武装せざるを得なかったという事実です
相談者様は文中で『こんな自分が嫌』『変わりたい』と言っています
つまり相談者様は、こんな風に強くなりたかったわけではないんですよね
母を否定した結果として、こんな風に強くなってしまっただけなんです
反発的イデオロギーは
母の逆側に立つことで作られました
これを手放すには、
『自分は本当はどうしたいのか』
という選択を小さく積み上げる必要があります
強い女性でありたいのか
自立したいのか
責任を果たしたいのか
何を大切にしたいのか
『母と違うから』ではなく
『自分がそうありたいから』
と言える自己を確立していくこと
つまりは、アイデンティティの確立ですね
今の相談者様は、反発的なイデオロギーだけで
アイデンティティが不在のままです
母を否定しないと自分を保てなかった幼少期の名残が
大人になった今もイデオロギーとして動いているだけ
これは自分の核ではありません
あくまで、外側に後付けされた防具にすぎない
そして、その防具はいつでも外せます
もう、十分に頑張ってこられたのですから
相談者様の本来のアイデンティティは
他者を下に見なくても立っていられる自分であるはずです
その土台はもうすでにあります
あとはその土台に自分なりのデザインでアイデンティティを築いていくだけです
さっさと反発で固めた外側の鎧を脱ぎ捨ててしまってください
身軽になりますよ
以上
DJあおいでした
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