こんばんはDJあおいです
読者さんからこんな相談をいただきましたよ
お悩み
あおい様
私は確実にモラハラ気質のある者です。
(40代、女性です)
以下、そう思う点を挙げます。
・特定の相手を(夫など)コントロールしたい欲にかられ、コントロールしようとしてしまいます。
・コントロール方法は、「別れる」「あなたなんて嫌い」「しにたい」などの脅し文句を放ちます。
・相手と自分の境界線が最早ないに等しく、自分の思い通りに動かそうとします。
・それができないと非常に嫌な気持ちに満たされ、イライラします。
・自分の正論を振りかざします
・少しでも否定的なことを言われたように感じると、ものすごく暴言を吐いてしまいます。
このような点から、私はおそらく、精神異常者なのではと思い至っております。
精神的なDVをしていると思います。
そのくせ、よくあるように、外面は良く、他人からは良くできた優しい人と言われます。
夫に、上に挙げた事をしながら、その後にとても自己嫌悪に陥り、謝ったりします(これも、たぶん、相手を縛り付ける要因の一つですよね?)
夫は、私のことがとても好きだと言い、なんでも言いなりの状態です。
こうさせたのも、私が原因だと思います。
ご相談したいことは、いい加減この状態を抜け出したいと思っているのです。
なので、どうしたら改善できるのか、どんな小さなことや、辛いことでも良いので、実践していきたい所存なので、ご助言をいただけませんでしょうか?
ここからは、自分がどうしてこのような状態に陥っているのかを過去のことを振り返って考えてみました。
私は一人っ子で母子家庭で育ちました。
母は私をとても愛してくれましたし、今も関係がとても良好です。
私は私(母)、娘は娘、というように、私を所有物のようにしたりはしていません。
小学校3年の時に、母の再婚がありました。
義父には子供が3人いました。
私は、はじめ再婚を嫌がったのですが(多分かなり拒否したように思います)それは叶いませんでした。
再婚して新しい家にいる時に、母が他の子供に取られるのは嫌だと思った感情の記憶が、誰かに対して嫉妬心を抱いた最初の記憶です。
その後の再婚相手との生活は、特段辛かったり、特段幸せだったような感じもなく、中学に上がった時、母は離婚をしていました。
(これが要因の一つとは思いたくないです…)
その辺りからか、私は少し強迫的になりました。手を何回洗っても菌が取れてない気がしたり、誰かに危害を加えたのではないか?という加害恐怖だったりありました。
後に24歳で強迫性障害と診断されます。
高校の時に、初めて大学生の男性と付き合いました。彼はかなりの遊び人で、私もそのうちの1人だったようです。
突然別れを告げられた時に、別れたくない一心の私は、今まで拒否していた情事の、処女を捧げる事をしました。
しかしそれも虚しく、関係は冷たく切られました。
避妊をしてもらえてなかったことにより、次の強迫感情として、性病に罹患して死ぬのではないか?という恐怖心でした。
それはそれはとてつもない苦しみでした。
24歳の時に付き合っていた方には、心の苦しみが伝わらず、自傷行為によってそれを証明することを覚えてしまいました。
リストカットを何度もしたり、オーバードーズを繰り返しました。
その頃から、試し行為が出ていたように思います。
とある時、どうしても今すぐに会いに来て欲しいと彼に告げました。
彼は無理だと言いました。
私は、来てくれないならしぬから、といい、薬を大量に飲んで3日間、意識不明になりました。
なので、20代の頃から私は今行なっているような事の走りをしていたのではと思います。
でもその時は、自覚はなかったです。
こんな人生を歩んできました。
私は今でも常に自分の存在価値を、周りの人の反応から(しかも間違った解釈)しか計れないんだと思います。
あおい様のブログを読み漁っているので、これが自己価値の外在化なことはわかっているつもりです。
どうか、数多の罪を重ねてしまっている私に、どうすれば更生できるかご教示いただけませんでしょうか?
本当に本当に、変わりたいのです。直したいのです。
どうぞよろしくお願いいたします。

相談者様は非常に自己洞察力の高い方です
『自分のどの行動がどんな心理メカニズムによるものか』をかなり正確に言語化できています
同時に、『自分を精神異常者だと思う』『数多の罪を重ねてしまった』といった表現から、罪悪感と自己否定の強さが伺えます
この自己否定の深さは、支配欲と表裏一体です
つまり、『自分は価値がない』という恐怖が根底にあるため
相手を支配し、自分の存在を確認しようとしてしまうわけですね
『別れる』『死にたい』といった脅し文句、あるいは暴言や正論の強要は
典型的な試し行為(愛情確認行為)です
つまり、『あなたは本当に私を見捨てないか?』『私がどんなに醜くても愛してくれるか?』という確認の形です
相談者様自身が『夫がなんでも言いなりになっている』と述べていますが
これは支配が目的というよりも、相手を通じて安心を得たいという愛着不安の表れと考えられます
一見、母親との関係は良好で健全に見えますが
『母が他の子に取られるのが嫌だった』という記述が非常に心象的です
これは、母との関係が安定していたがゆえに、独占欲と喪失恐怖が強く育った可能性を示唆しています
母を完全に信頼できる対象としていたからこそ、母の注意や愛情を奪われる経験が、存在を脅かされる体験として強く刻まれた
その後の人生においても、重要な他者(恋人、夫)が奪われるかもしれない・離れるかもしれないという恐怖が絶えず付きまとうようになり
それを防ぐために『支配・試し・脅し・自己犠牲的な謝罪』などの行動が無意識に発動している構造です
高校時代の恋人との関係は、自己価値の崩壊体験です
この出来事により、『自分がどれだけ愛しても、見返りがない』という見捨てられ体験が明確に形成されています
ここで学習されたのは
『愛されるためには、極端な行動で相手をつなぎとめるしかない』
その後の『自傷・OD』『来てくれないなら死ぬ』といった行為は
この見捨てられ不安の延長線上にあります
これは支配ではなく、存在確認のための自己破壊という、極めて痛ましい愛着行動です
現在の夫との関係では
『脅す → 相手が従う → 自己嫌悪 → 謝罪 → 相手が受け入れる →一時的に安心 → 再び不安 → 脅す』
という負の循環が成立しています
このサイクルは依存関係そのものであり
支配は『相手を縛るための手段』ではなく『不安を鎮めるための儀式』となっているわけです
そして自己嫌悪は『また支配してしまった』という意識から生じますが
その謝罪行動自体が再び愛情確認として機能してしまい、関係を固定化しています
本人は『モラハラ気質』『精神異常者』と自己規定していますが
これはモラルハラスメントというよりも
不安型愛着+強迫的制御欲求+罪悪感による自己否定構造の組み合わせです
つまり、『悪意』ではなく『恐怖』に基づく支配
『支配したい』ではなく、『見捨てられたくない』から制御しようとしているわけです
あなたは決して、悪人ではありません
人を傷つけたいと思ってそうしてきたのではなく
恐怖に追われながら、愛を失わないよう必死に生きてきた人なのだと思います
誰かを支配しようとしたのも、相手を傷つけたのも
心の奥にある『見捨てられる怖さ』から自分を守るための行動でした
だから、それを責めるよりもまず、『怖かったね』と自分に言ってあげることから始めてほしいです
変わりたいと思えたその瞬間から、もうあなたは過去と違う場所に立っています
これまで恐怖の中で生き延びてきた自分を責めるのではなく
恐怖を理解し、手放していく自分を少しずつ育てていってください
優しさとは、他人に向けるものだけではなく
これまで誰よりも苦しんできた自分自身に向けるものでもあるのですよ
以上
DJあおいでした
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