こんばんはDJあおいです
読者さんからこんな相談をいただきましたよ
お悩み
DJ あおい様
こんにちは。
いつもLINE配信で読んでます。
あおいさんの意見やアドバイスがほしい相談があります。
私は30代半ばの女性、既婚で子なしです。
10代の頃に兄を白血病で亡くし、20代前半で父を肺がんで亡くしました。
それからは母娘ふたりで過ごし、私は30歳で結婚し独立しました。大人になってからは、後悔のない母親孝行がしたいと思い、旅行や、ちょっとしたお休みでのランチ、父と兄のお墓参りなど、母が喜ぶことは何でもしたいと思って母娘の時間を過ごしてきました。
母は70代で、最近腎臓の病気となり入院しています。
私は家族を若くして亡くしていることもあり、最後の家族である母を亡くすのが怖くて、またあの悲しみが襲ってくるかもれないと思うと、精神的に不安定になってしまっています。
人はいつか誰でも命の最後を迎えること、順番にいけば、どんな子どもも親の死を経験すると分かっていても、母を失うこと、その現実に自分が立っていられるか怖いです。
母の方が自分の身体も辛く、離れた場所に住む私が病院へ頻繁にくる姿へ「無理しなくていいよ」と言ってくれる気遣いなど、きっと色んな気持ちがあるはずです。娘の私から見ても、母親として息子を亡くした経験が人生の中での大きな心の負担であったにも関わらず、それを抱えながら、本当に頑張って生きてきた母だと思います。
そんな母を失う怖さ、その現実が来た時に受け止められるか、心の準備なんてするものではないのですが、過去の経験から家族を失うあの悲しみとまた向き合えるか全てが怖いです。
長くなってしまって申し訳ございません。
もし目に止めていただければ、今の私に対してあおいさんの考え方を聞いてみたいです。
よろしくお願いします。

順番通りなら、親が先に旅立つのは自然なこと
そう頭ではわかっていても
心はなかなか納得してくれませんよね
特にあなたのように、すでに多くの喪失を経験している人ほど
『またあの痛みが来るかもしれない』
という予期不安が強くなるものです
人の死が怖いのは、自分の一部が一緒に失われるからなんです
家族というのは、自分の中にある『原点』そのもの
だから親を失う恐怖は、自分という存在の支えが消える恐怖でもあります
順番どおりに生きるということは
最終的には託す側になるということ
けれど、あなたのように子どもがいない人は
『誰に託せばいいのか』という問いに直面します
それが切ないんですよね
でも、託す先は血縁に限らなくていい
自分より若い世代
後輩でも、姪っ子でも、地域の子どもでも
自分が大切にしているものを少しずつ渡していく
それがあなたが生きた遺産になります
人の死に心の準備はできません
でも、誰かの生に自分の思いを残すことなら
今からでもできます
それが、喪失に押し潰されないための唯一の方法です
大切なのは、母を失う覚悟ではなく
母から受け取ったものを誰かに渡していく覚悟
命は途切れるけど
想いはリレーのように繋がっていきます
あなたが次の走者になる番なんですよ
以上
DJあおいでした
お知らせです
ブログ用Q&Aの相談窓口となるメールアドレスはこちらです
djaoi.otewohaishaku@gmail.com
お気軽にメールしてくださいね
お仕事の依頼はこちらまで
mrnmtzk3159@gmail.com

カテゴリ:
Q&A
タウンワークマガジンさんで連載中
夜リラタイムさんでコラムやってます
noteはじめました







