こんばんはDJあおいです

読者さんからこんな相談をいただきましたよ







お悩み

DJあおいさん
最近寒くなってきてますので
お身体ご自愛ください。

早速なのですがどういうメンタルで過ごせばよいのかがわからなくて、相談させていただけたらと思いメールさせていただきました。
あまり良い内容ではないのですが、すみません。

私は30代で生後半年の子を育てる育休中ママです。
数年不妊治療を頑張って、授かれました。
出産後まもなく、新生児期には私が利用した産後ケアが原因で感染症に罹患させてしまい、我が子には1ヶ月間生死を彷徨う入院生活を送らせてしまいました。

最近やっと我が子の新生児の時の写真、入院時の写真を見返すことができるようになりました。
足から点滴をされ、腰椎穿刺を何度もされ、脳のMRIをとり、レントゲンを取り、採血をされ。小さい身体で辛い経験をさせてしまって、本当に可哀想で申し訳なくて、今も胸がいっぱいになります。

そんな我が子の毎日を見れること、生きていてくれるだけでありがたいと思います。
そんな日々を、旦那と共有したかったのですが、
旦那は月の半分も家にいることがありません。

旦那の職場はいわゆるベンチャーです。そして夜勤もあります。まだ創設して間もない企業ですが毎日新しい出来事でたくさん、目まぐるしく新しいことがはじまっており、旦那は課長なので各新事業はだいたいピックアップされてメンバー入りしてます。夜勤は月に8回入ることがほとんどで、それ以外にもゴルフ、接待、飲み会など、週3〜4回は家におらず、家にいても夜はFXの勉強をするため、過ごせる時間が本当に少ないです。

なぜ入院生活を送った生後半年の子がいることを会社はわかっているのに、旦那を誘うのか。なぜ旦那も断らないのか。不思議で、腹が立ち、八つ当たりをすると、「応援してくれると思ってた」と文句を言われ、喧嘩にもならないような関係性になりかけていました。

それに加えて、会社が、いわゆる視える方のアドバイスを受けて方針を決めているのですが、その方が旦那に、私のことを良くないように言っているようでした。その日は泥酔して帰ってきて、「別れさせたいんかなと思った。けど言われておかしいと思ったから言い返してきた。自分の中で消化できてないから話はできない。」と言われました。
内容は教えてもらえてません。

そこから旦那や旦那の会社の人に対して不信感というか、何を思われてるのかが不安になったり嫌な気持ちになったり、旦那が仕事の用事で家を空けることに対して以前よりももっと嫌な気持ちになるようになりました。
ほとんど1人で赤ちゃんを見ていて、それで私のいないところで私のことを悪く言われるのがしんどいです。

こんな状態で旦那の仕事を快く応援できるようになれるのか。子育て1人で頑張って乗り切っていけるか。
あおいさんに、心の持ちようについてアドバイスいただけたらありがたいです。



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彼にとって『子どもが生まれた』という事実は
自分の生活の中の一部の出来事でしかなく
『命を預かる責任』や『家族を守る意識』がまだ内面化されていません

妻や子どもを『自分が守る対象』として捉えられないまま
『仕事で成果を出して、家族を安心させたい』という『間接的な貢献』で自分を正当化しています
このタイプの男性は、外では立派な夫を演じている気になっていますが
家庭では精神的に不在です

問題は、この『父性の欠如』を『愛情の欠』と混同してしまうこと
妻側は『愛していないのでは』『関心がないのでは』と受け止めがちですが
実際には責任の自覚がないまま父になってしまっただけ
これは成熟の問題であり、悪意ではありません
ただし、悪意がないからといって許される話でもありません
家庭の中で最も苦しむのは、母親であり子どもですからね

このような男性に『もっと家族を大事にして』と直接訴えても響きません
なぜなら、彼の中に父親の基盤がまだできていないからです
言葉ではなく『現実』で気づかせるしかない
たとえば、あなたが精神的にも物理的にも自立している姿を見せること
『お前なんていらん』と態度で示す
その時初めて、『自分が守らなければ』という意識が芽生えることがあります
(皮肉なことに、依存されているうちは父性は育たないものです)

父性は、母性のように生理的に備わっているものではありません
多くの男性にとってそれは後天的に学ぶものであり
誰かに必要とされる経験を通して徐々に形成されていくものです

ところが、妻が夫に精神的に依存しているうちは
彼は『支えられる側』にとどまってしまいます
つまり、『守る側』ではなく『守られる側』にいる

男性の父性が芽生える瞬間というのは
『自分がいなければ家族が立ち行かない』と
心の底から実感したときです
責任感とは、他者からの依存ではなく
『自分が支え手である』という主体的な感覚からしか生まれません

妻が感情的に夫を責めたり
『あなたがいないと私は無理』と訴え続けると
夫は罪悪感で動くようになり
責任感ではなく、逃避が生まれます
これは父性の芽を摘む結果になります

皮肉なことに
妻が『あなたがいなくても私はやる』と
精神的に自立した姿を見せたとき
はじめて男性は自分の存在意義を考え始めます

『この人は、俺がいなくてもやっていける、でも俺が支えたい』
この意識が依存ではない愛であり
保護本能としての父性の原型になります

つまり父性とは、依存によって引き出されるものではなく
自立を前にして初めて目覚める自発的な責任の感情なのです

だからこそ
妻が強く、しなやかに自立する姿は
夫にとって何よりも強い『育児教育』になります

そしてあなた自身に必要なのは
夫の理解や支えが得られない状況で、どう心を保つか
これは孤独の耐性ではなく、自分の軸の再設定です

『夫婦で子育てする』という理想をいったん横に置き
『私がこの子を育てていく』という確固たる意志を一度自分の中心に据えてください
そうすることで、夫の不在は『裏切り』ではなく『外的条件』として処理できるようになり
感情的な怒りや悲しみを、現実的な整理の中で位置づけられるようになります

夫はまだ『父親』になれていません
あなたはすでに『母親』になっています
その差がいま、夫婦の温度差となって表れています
この溝は説得ではなく、時間と現実でしか埋まりません


以上
DJあおいでした



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