こんばんはDJあおいです

読者さんからこんな相談をいただきましたよ







お悩み

DJあおい様

はじめまして
いつも愛読しています。26歳の女です。
あおいさんの痛快な回答に励まされたり反省したりとても勉強になっています。

今回ご相談したいことがあり、思い切ってご連絡いたしました。お目に留まれば幸いです。

先日友人の結婚式に参加した際の披露宴で、
中学~高校で同じ部活に所属し、ずっと片思いをしていた人と席が隣になりました。

その人には高校2年のときに私から告白をしてあっけなく振られていました。
当日席順を知ったときは、卒業以来全く連絡を取っていないし、とっくに吹っ切れていたつもりだったので軽い気持ちでいました。

ですが、互いの近況を話したりしているうちに、当時の気持ちが蘇ったような感じがしました。帰宅後も、もう少し話がしたかったな、などと延々と色々考えてしまいます。

正直学生の頃の自分は未熟過ぎて、振られた直後もなんとか振り向いてほしくてメールをしたりと、かなりその人に迷惑をかけたように思います。
また、ただ懐かしくて感情が誤作動を起こしているなら不毛過ぎますし、
こんなに時間が経っているのに、しかも振られた相手に対して諦めが悪すぎて気持ち悪いと思います。

本来的なら自分で気持ちの整理を付けるべきですが、何かアドバイスがあればお願いしたいです。

ここまで読んでくださりありがとうございます。
寒くなってきましたので風邪などひかれませんようご自愛くださいませ。



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相談者様は『とっくに吹っ切れていたつもり』と書かれていますが
『つもり』という言葉の通り、理性では区切りをつけたつもりであっても
感情的には未処理のまま、封印していただけだったのではないでしょうか

『あの頃の自分は未熟だった』という自己分析も出てきていますが
これはあくまで『過去の自分を反省する理性的な姿勢』であって
実際の感情の消化とは別問題
理性が処理を終えても、感情が納得していなければ
こうして再会のきっかけ一つで再燃します

今回の『もう少し話したかった』『感情が蘇った』という感情は
必ずしも相手本人に対して向けられたものではありません

実際は、『あのとき叶わなかった思い』や
『未熟だった自分』への名残惜しさが刺激されている
つまり再燃しているのは恋愛感情ではなく未完了の記憶です

結婚式という過去と現在が交錯する非日常空間がそのトリガーとなり
『あのときの自分』と『今の自分』が一瞬重なった結果
懐かしさに感情が誤作動を起こした、という構造です

『諦めが悪すぎて気持ち悪い』
この表現には、恋心そのものよりも感情を持つ自分への嫌悪感が出ています

つまり相談者様は再燃した気持ちに苦しんでいるのではなく
再燃してしまうような自分を許せない
感情を制御できない自分を恥じており
『理性的でありたい』『過去に囚われない自分でいたい』という理想像とのギャップに自己嫌悪を感じています

これは『再会の動揺』よりも『自己イメージの崩壊』が主なストレス源ですね

つまり相談者様の関心は自己制御の回復です
この点から見ても、相談者様の心は恋愛ではなく自己整理を求めています
感情の整理がつかない自分を再びコントロール下に置きたい
その願望が理性的に分析しようとする姿勢に表れています

過去を消そうとするのではなく
情けない自分も受け入れて
『これも私の物語の一部だった』と認めてあげてください

その1ページは大事な物語のプロットですよ
なかったことにはしないように


以上
DJあおいでした



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