こんばんはDJあおいです
読者さんからこんな相談をいただきましたよ
お悩み
DJあおい様
いつもブログを読ませていただき、元気をいただいております。
相談したいのは、私の友人の事です。
私の友人は、女同士で遊べません。
理由は、男と一緒に遊べば支払いをしてもらえるから。
例えば友人が「この日、ホテルランチをしたい！」と私に提案したので、
いいよ〜行こう！と私が返答すると、
「でも高いから自分で払いたくないな〜○○と一緒に行こうかな〜」
と言った感じです。
買い物して、夜ご飯を一緒に食べる約束をしていたのにも関わらず、「男に誘われたからお金払ってくれるし、その人も一緒にご飯どう？」と言われ、知らない男性と３人で食事は謎すぎると思い、断ると男の方とご飯に行きます。
長い友達なのですが、いつからこんなに金金金となってしまったのかわかりません。
自分勝手で待ち合わせの直前には連絡が取れなくなり、遅刻してきます。自分より早く到着したことがありません。
どうか一撃を加えられる一言が欲しいです。
突き放しても連絡してきて、反省という言葉が脳内の辞書には無いようです。
よろしくお願いします。
この友人の行動は
表面的には『金銭目的の打算的な行動』に見えますが
その根底にはより深い心理的構造が存在しています
それは、自己価値を自分の内側ではなく
他者からの評価や扱いによって確認しようとする『自己価値の外在化』という状態です
彼女にとって奢られることは、単なる経済的な利益ではなく
『自分が価値のある存在である』という社会的証明を得る手段になっています
誰かにお金を払ってもらうという行為は
彼女の中で『私は支払われるに値する存在である』というメッセージとして変換されます
そのため、対等な関係性である女性の友人よりも
自分の価値を金銭という形で可視化してくれる男性との関係を優先する傾向が強くなるわけです
女友達との関係では奢られないし、上下もない
つまり『無条件の自分』でいなければならない関係性です
しかしそれは彼女にとって、『何も持たない自分が露呈する場所』でもある
だから、女同士の関係は居心地が悪いのです
このような自己価値の外在化は、しばしば幼少期の『条件付き承認』の経験に由来しています
たとえば『良い子にしていれば褒められる』『可愛くしていれば好かれる』といった条件のもとで承認を得てきた人は、『無条件に存在していい』という感覚が育ちにくくなります（自己肯定感）
その結果、『他者から認められなければ自分の存在価値を感じられない』という構造が形成されてしまうのです
このような構造のもとでは、他者は『関係を築く対象』ではなく
『自分の価値を証明してくれる存在』として機能します
奢ってくれる男性は、彼女にとって一時的に自分の存在を照らしてくれる外部の光のようなものです
その光が消えた瞬間、彼女は再び『自分には価値がない』という不安に包まれてしまうため
常に次の光を求めるようになります
したがって、彼女の行動の目的は『愛されたい』ではなく
『他者を通して自分の価値を確認したい』という欲求に基づいています
しかし、このような外在化された自己価値は、非常に不安定です
外的な評価や扱いは常に変化するため、安心感は長く続かず、すぐに次の承認源を求めて行動してしまいます
その結果、内面的な成長は停滞し、人間関係も消耗的かつ交換的なものになっていく傾向があります
以上のことから、この友人の根本的な問題は金銭への執着そのものではなく
自己価値の源泉が自分の内側に存在していないことにあります
奢られることは単なる経済的行為ではなく
空洞化した自尊心を一時的に補うための行為になっているわけです
この構造に本人が気づかない限り、行動のパターンは変わらず
同じような関係を繰り返してしまう可能性が高いです
このタイプには、道徳的な説教や怒りの言葉は響きません
反省という機能が壊れているのではなく
反省すると自己否定に直結してしまうため
防衛反応で跳ね返すだけですので
『お前、男に払わせているんじゃなくて、自分を安く売っているだけだぞ』
と、身も蓋もない真実は言わないようにしてあげてください
言うなよ、絶対に言うなよ
以上
DJあおいでした
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