こんばんはDJあおいです
読者さんからこんな相談をいただきましたよ
お悩み
DJあおい様
いつもブログ拝見しております。
他の方の悩みを見てうんうんと頷いたり学びを得ています。ありがとうございます。
結婚されてご家庭のあるあおいさんに、義実家との付き合い方をご相談させていただきたいです。
結婚7年目のアラフォーの女です。
夫の義実家が色々問題のある人だらけで、結婚後に次々と借金問題、親族問題などが次々と判明しました。
昨年義父が急逝したこともあり、夫は長男なので義実家の管理や遺された義母、義妹の面倒をみたり色々やっているのですが、義実家の人間があまり信用できない人間が多いというか、私と私の実家には関わって欲しくないなと思ってしまっています。
夫の父親は生前いろいろやったらしく、事故を議員に金を積んでもみ消してもらったり、夜逃げ同然で引っ越したり家が借金の担保に取られたり、義父の事業がうまくいかず夫が新卒入社数ヶ月で数百万の借金を背負ったり…というのを結婚後に夫から聞かされました。
それを聞いて「もし義実家がそんな状態なのを事前に知っていたら結婚しなかったかもしれない」と夫に言ったら、夫には泣かれました。
将来パートナーになる人間に、自分の実家の問題や汚点を結婚前に報連相しないのは普通なんでしょうか…?
(私はそういう問題やリスクを踏まえた上で、共に乗り越える覚悟を持った上で結婚するものだと思っていました)
夫自身はよく働き、料理など家事もやり、趣味の仲間からも信頼される良い人です。
私がやりたいことはいいじゃんやりなよ!と後押ししてくれますし、メンタル面の問題や持病があるので子供を持ちたくないという私の意志を尊重してくれます。
ただその製造元である義父をはじめ義実家の人間が無理と思ってしまうのは、私の努力や我慢が足りないのでしょうか?
義父のせいで夫が背負った借金は、夫が働いてこつこつ返済しております。
『転職したことがない奴のほうがヤバイ』とあおいさんが先日ブログで書かれていましたが、夫は親の借金のために新卒入社数ヶ月で会社経由で数百万の借入をしたこともあり、十何年も転職せずコツコツ働くような真面目な人です。
ただ、遺された義母や空き家になった田舎の家の管理など今後発生するリスクもありますし、
夫のためだけなら協力したいのは山々ですが、そんな問題だらけの義実家のために嫁として労力やお金をかけるのは嫌だなという気持ちが正直あります。
夫とは同じ墓に入りたいですが夫親族と同じ墓に入りたくないので離婚が頭にちらつくのは、私がおかしいのかなと思ってしまいます。
あおいさんがもし義実家問題を経験したことがあったり何かあればご意見やアドバイスいただきたいです。
長文で申し訳ありません。
宜しくお願いします。

義実家との付き合い方に悩む人は多いですが
その悩みの多くは『どこまでが自分の責任なのか』が曖昧なことにあります
夫の実家だから、嫁だから、手伝うのが筋だから
そうした古い常識を握りしめていると
気づかないうちに自分の生活も心も、少しずつ侵食されてしまいます
今回のご相談のように、義実家に問題が多い場合はなおさらです
借金やトラブル、親族間のいざこざなど
それらは血のつながりのある人たちの宿題であって
義理のつながりの人間が背負う必要はありません
『夫は信頼できるけれど、義実家は無理』と思うのは、我慢が足りないからではなく
きちんと現実を見ているからです
これは冷たい感情ではなく、健全な防衛反応です
結婚とは家族と家族が融合することではなく
個と個がチームを組む契約だと思います
夫の実家は『夫の外部』であり、あなたの所属する組織ではありません
夫がその外部とどう関わるかは夫の課題であり
あなたはあなたのペースで関わり方を決めていいのです
『もし事前に義実家の問題を知っていたら、結婚しなかったかもしれない』
そう感じるのも無理はありません
ただ、夫がそれを話せなかったのは
あなたを騙そうとしたわけではなく
『知られたら嫌われるのではないか』という恐れだったのかもしれません
人は、守りたいものがあるほど、正直でいられなくなることがあります
それは悪意ではなく、不器用な愛情の形でもあります
だからこそ、過去ではなく今の彼の行動を見て判断するのがいいと思います
借金を返し、誠実に働き、あなたを尊重している
それが彼自身の誠実さの証拠です
『夫とは同じ墓に入りたいけれど、夫の親族とは入りたくない』
この言葉には、正直で自然な感情が表れています
それは夫という個人は愛しているけれど、その家系まで背負いたくはないという
心の深いところからのサインです
死後の話ではありますが
その違和感こそが、生きていくうえで守るべき健全な境界線なのだと思います
義実家に巻き込まれないことは、冷たさでも無関心でもありません
それは、あなたと夫の生活を守るための防衛線です
愛は共有できますが、責任は共有しなくていいのです
義実家は外部です
手伝ってもいいけれど、巻き込まれなくていい
線を引くことは、逃げではなく、智慧です
それができる人こそ、大人の優しさを持っている人だと思いますよ
以上
DJあおいでした
お知らせです
ブログ用Q&Aの相談窓口となるメールアドレスはこちらです
djaoi.otewohaishaku@gmail.com
お気軽にメールしてくださいね
お仕事の依頼はこちらまで
mrnmtzk3159@gmail.com

カテゴリ:
Q&A
タウンワークマガジンさんで連載中
夜リラタイムさんでコラムやってます
noteはじめました







