こんばんはDJあおいです
読者さんからこんな相談をいただきましたよ
お悩み
あおいさん、初めまして。
早速ですがご相談があります。
現在入院中の父についてです。
私の父は昨年より悪性リンパ腫を患い、抗がん剤治療も受けましたが根治まで至れず、もうすぐ終末期医療に移行します。
父は体が弱ってきてから認知機能も落ちてしまい、これから終末期医療のできる病院へ転院することや、そもそも終末期医療について理解しているかも分からないくらいのレベルです。
その父が(感染症対策で会えないため電話で)「俺、死ぬのかな」とぽつりとこぼし、私はなんと答えていいか分かりませんでした。
「大丈夫だよ、良くなれるよ」と希望をもたせるのも騙しているようですし、かといって「これから弱っていくよ」とストレートに伝えてしまうのも、本人を絶望させてしまうようで言えません。
認知機能の落ちてしまった父が私たちの言葉をすぐに忘れてしまっても構いません。
忍耐強く、頼り甲斐があり、辛い時には寄り添ってくれた優しい父が、残された期間を安心して過ごしてもらうためにはどんな言葉をかけたら良いのでしょうか。
アドバイスをお願いします。

終末期の患者さんが本当に求めているのは
『治る希望』よりも『自分は一人ではない』『見捨てられない』という存在の安心です
お父様の『俺、死ぬのかな』という言葉には
『怖い』『不安だ』『どうなるのか分からない』という心の揺らぎが含まれています
ですから、その問いに対して正解を返す必要はなく
むしろ不安に寄り添ってあげてください
『怖いよね、でも私たちはずっとそばにいるからね』
『どうなるか分からないけど、一緒にいるから大丈夫だよ』
『お父さんのこと、ちゃんと見てるからね』
このように、病気の未来ではなく、関係の現在を保証する言葉が力になります
『良くなる』『頑張ろう』といった希望の言葉は時に虚しく響くことがありますが
『あなたは愛されている』『一人じゃない』という言葉は、どんな状態の人にも届きます
認知機能が落ちても、『感情の記憶』は最後まで残ることが多いです
言葉の意味を忘れてしまっても、安心した感じ・穏やかな空気は心に残ります
ですから、難しい説明や現実的な話をしようとするよりも
穏やかな声で、手を握りながら、静かに話すことが大切です
『ちゃんと伝わらなくても、気持ちは伝わる』と信じていい場面です
お父様が『死』を口にするのは、恐怖を吐き出そうとしている自然な行為です
もしそのとき、あなたが沈黙しても構いません
ただ、穏やかに受け止めて
『そう思う時もあるよね』
『怖いよね、でも今はここにいるよ』
といった形で否定せず、受け止める姿勢が心の支えになります
終末期は『患者』ではなく『父』としての尊厳を保てるようにすることが最も大切です
お父様が混乱していても
『お父さん、ありがとう』
『お父さんの子どもでよかったよ』
『お父さんがいてくれたから今の私があるんだよ』
というように、感謝や敬意を伝える時間を持つと、本人の安心感が大きくなります
『死』というテーマよりも、『生きてきた意味』に焦点を当てる言葉が、心を落ち着けます
終末期では『言葉の正確さ』よりも『情緒的な安全』が最優先です
『何を言えばいいか』よりも
『どんな気持ちでそばにいるか』が、お父様に届きます
ですから、もし次に同じ問いをかけられたら、
どうか焦らず、静かにこう答えてあげてください
『心配だよね、でも、私がいるからね』
それだけで十分です
その安心こそが、終末期における最良のケアですよ
余談ではありますが
私にはそれができませんでした
両親ともに突然逝かれてしまったからです
ですので、終末期という感謝を伝えられる期間があることが羨ましくもあります
どうか、後悔のないように、ちゃんと『ありがとう』を伝えてあげてください
以上
DJあおいでした
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