こんばんはDJあおいです
読者さんからこんな相談をいただきましたよ
お悩み
DJあおいさま
突然の御相談失礼します。
3年間、わたしに対して片思いをしてくれている男性がおりました。
わたしには彼氏がいたので、その方とどうこうなることはありませんでしたが、マメに連絡をくれ、いつでも味方になってくれる彼に段々と惹かれ、6年間お付き合いしている彼氏と別れ、片思いをしてくれていた彼と生きていくことを選びました。
選んだのですが、彼氏と別れてから悲しい気持ちが強いこと、このタイミングで別れたことを後悔していることを、バカ正直に好いてくれている彼に話してしまいました。
そうすることで、その彼の心が摩耗している事に気づけず、「今、君に対して今までのような熱がなくなってる」と言われました。
それでも、終わらせたくはないから、少し時間を欲しいと言われ、連絡を取っていない状況です。
3年間、想い続けてくれた彼を今度はわたしが待つべきだと思うのですが、傷つけた罪悪感と、不安とで心が毎日擦り減っていきます。
何でも話を聞いてくれて、どれだけ時間をかけても話しをしてくれる人だからこそ、言うべきこと、言わないべきことがあったのだと反省しています。
わたしが彼にできることは、離れてあげることでしょうか。
ただ待つことでしょうか。
あおいさんの考えを、お聞きしたいです。
どうぞよろしくお願いします。

人間の恋愛感情には『到達前の高揚』という要素が強く働きます
つまり『手に入らないからこそ燃える』『報われないからこそ純粋でいられる』
この緊張と切なさこそが、片想いという感情の美しさであり、強さでもあります
しかし、その対象が現実的に手に入る存在になった瞬間
その高揚は目的を失い、恋慕というエネルギーは急速に減衰していきます
相談様のケースでは
3年間の片想い → ついに成就 → ところがその直後に彼女から『元彼が忘れられない』『悲しい』と告げられた
これは彼にとって、『ようやく掴んだはずの夢が、幻だった』というような体験です
報われた達成感と同時に、『それでも自分は本命ではなかったのかもしれない』という喪失感が襲ってきた
だから『熱がなくなっている』と言ったのも
冷めたというより、『心が疲弊した』という状態に近いでしょう
ここからが本質です
相談者様は『待つべきか』『離れるべきか』と迷っていますが
本来この問いの前に必要なのは、『どの段階で恋をしていたのか』の整理です
彼が恋をしていたのは、彼女が別の男性を愛している彼女です
相談者様が惹かれたのは、自分を一途に想ってくれる彼です
つまり、どちらの恋も『現実の相手』ではなく、『理想の役割』を愛していた
現実が一致した瞬間、その理想構造が崩れたのです
そして『略奪のピーク後の下降』とは、この構造崩壊のことを指します
相談者様にできることは、『待つ』でも『離れる』でもなく、『現実を受け入れること』です
自分の罪悪感を彼のために行動で償おうとするのは、むしろ彼の自由を奪うことになります
彼は今、自分の気持ちを整理する時間を求めています
ならば、その時間を尊重し、『相手の中で終わる権利』を与えてあげることが誠実な行動です
もし再び彼が戻ってくることがあるなら、それは片想いの延長ではなく
現実を知ったうえで、もう一度選び直すという、成熟した関係の始まりになるでしょう
以上
DJあおいでした
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