こんばんはDJあおいです
読者さんからこんな相談をいただきましたよ
お悩み
26歳女です。今までたくさん人を傷つけてきてしまいました。
人と深く関わると、ダメになってしまいます。傷つけ合って縁を切ることが人生で3回程ありました。友達関係や恋愛関係でです。
こんなにも人と関わることが下手で、傷付けることが多かった自分は、人生で幸せになってはいけないのではないか、といつも思います。
私を裁く法律が今の日本にないだけで、裁かれるべき人間なのではないか、居なくなった方が世のため人のためなのではないか、と本気で思い行動に移してしまいそうな時が何度もあります。
「人は傷つけ合って成長していくもの」と色々なところで目にしますが、自分は当てはまらないような気がしてしまいます。また、人生でどうしても許せない人が1人いるので、自分だけではなく他人にも当てはめてしまっているのだと思います。
恋人がいるのですが、とても素敵な人で毎日幸せで、この幸せな日々も私は過ごしてはいけないのでは、と思っています。
私と付き合っていることで、恋人の本来の幸せを奪ってしまっているように感じます。恋人はもっと素敵な人と出会って時を過ごして未来を築いていった方が幸せなんだとわかっているのですが、この幸せを手放す勇気がなく、自分から別れを告げられません。
恋人にこの感情を伝えてしまったことがあります。恋人からは「それは今、自分が幸せではない、と思っているということ?」と言われてしまいました。嫌な気持ちにさせてしまいました。
このような思考を、どのように整理すればいいのでしょうか?
また、私はこれからどのような行動をとるべきなのでしょうか?

『人を傷つけてきた自分は、幸せになってはいけない』
そう思って生きている人がいます
過去の過ちを悔やむことは、人として当然の感情です
けれど、その罪悪感が長く心に居座り
『苦しむことでしか罪を償えない』と思い込んでしまうと
それは『自己懲罰傾向』という心理の罠に変わります
相談者様のように
『自分を裁く法律がないだけで、本来は裁かれるべき人間だ』
『幸せを感じるたびに、こんな自分が笑っていてはいけないと思う』
そんな思考に囚われてしまう人は
罪悪感を通して自分を罰しようとしています
これは、無意識のうちに『罰=償い』だと感じてしまう心理です
苦しみを受けることで、『これで少しは罪が軽くなる』と感じる
そうやって、自分の中の痛みを必死に処理しようとしているのです
でもその奥には、もっと深い構造があります。
それは、『欠陥/恥スキーマ』と呼ばれる思い込み
『私は根本的に欠けている』『愛される資格がない』という無意識の信念です
この信念を抱えたままだと
どれほど優しい恋人に出会っても、幸せを感じるたびに罪悪感が刺激されてしまいます
『私なんかが愛されてはいけない』
『この人の幸せを奪っている』
そんなふうに感じてしまうのです
恋人への『あなたはもっと素敵な人と出会ったほうがいい』という言葉は
相手のためを思うようでいて、実は『私は愛されるに値しない』という自己否定の裏返しです
フロイトくんはこれを『道徳的マゾヒズム』と呼びました
罪悪感から抜け出せない人は
無意識に『苦しむこと』を選び、心のバランスを保とうとします
苦しんでいるうちは安心できる
なぜなら、罰を受けている限り、自分はまだ『償っている最中』だからです
けれどそれは、終わらない懺悔のような人生です
そして、相談者様の言葉の中には『どうしても許せない人がいる』という一節がありました
実はこの『他人を許せない』という感情は
多くの場合、『自分を許せない』気持ちと表裏一体です
自分を罰し続けている人は
他人にも『許されてはいけない』という基準を適用してしまいます
他人を責めることで、自分の中の『許されなさ』を正当化しているのです
幸せになってはいけないと思う人ほど
本当は誰よりも誠実で、誰よりも優しい人です
だからこそ、自分の手が汚れていることを直視できてしまう
だからこそ、苦しみでしか償えないと思ってしまうのです
しかし、罰では心は救われません。
人は、罰によって清められるのではなく
『赦しによって生き直せる』のだと私は思います
人を傷つけたことのある自分も
許せない人を抱えたままの自分も
それでも『これから誰かを大切にしよう』と思えるのなら
それこそが最も誠実な償いです
もう十分に苦しんだのなら
今度は『罰』ではなく『再生』という形で生き直していい
幸せを拒むことが償いではなく
幸せの中で誰かを思いやれるようになることこそ
本当の償いなのですよ
以上
DJあおいでした
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