こんばんはDJあおいです
読者さんからこんな相談をいただきましたよ
お悩み
あおいさんこんにちは。
あおいさんは「真面目な人」のことをどう思いますか？自分はうすらダサいなと思っています。
自分は真面目な性格だと思います。つまんないし堅いと自分で思います。癒し系の人が好きです。
人からかなり真面目と言われ、「真面目すぎ、いいよそんな・・・」と目上の人に残念そうな顔されたりするので、誰もありがたくない真面目だと思います。
自分の家庭は祖父の代から教師です。教育が独特な家庭だった気がします。
両親は高齢出産なため、幼い頃はそれが自分の生い立ちに自信が持てない理由の一つでした。親に失礼だなと思います。
家が謎ルール多くて、禁止事項が多かったのですが、自分が感じていたのは、父親が教育委員会の偉い人だったので、自分の娘がしっかりしてないと、自分の家庭での教育がしっかりしていないと言うことになり示しがつかないと言うような外面を気にしたものだと思っていました。
自信のなさが自分にとどまらず家族や自分のルーツに及ぶって失礼ですよね。自分の未熟さや親離れできていなさが原因でしょうか。
親から離れて自分の家族や自分自身を少し客観視できるようになったと思います。本気出せば、もう親より強いのだと気づくのが遅かったなって思います。親の方がいつまでも強く思うのは、ある種の洗脳だと思うし、今も洗脳されてる部分があると思います。頭が硬いです。
そして私の家庭が、なんとなく女性性を悪い意味で特別視？するところがありました。
兄と弟がいて、そこには普通に接するのに、小さい頃から親戚の間で「初めての女の子が生まれた」とか言われて持ち上げられ、居心地の悪さから逃げたくて男の子みたいな服を着て、わざと子どもっぽい行動、発言をして人からの興味を逸らそうとしていました。大人っぽいお淑やかさ、女の子らしさみたいなのがおじさんうけ良いのを子供ながらにわかっていて、その視線を浴びるのが兄弟の中で私一人であることが辛かったです。
地元は限界集落みたいな過疎地域で、若い子がいなかったのでリボンやレース、スカート、ピンクなど華やかで女性的な物が浮きます。
女性らしさを出すことに身の危険を感じていたので、スカートやピンクを避けました。本当は好きなのに。
禁止事項が多かったのであらゆる面で周りと同じようにできない自分を普段から恥ずかしく思っていたのが始まりで、子供の頃の延長でいまだに自分や自分を構成するものに嫌悪を感じていて、その一つが「真面目」です。
私は本当はそこまで真面目な人でもないと思います。頭硬くて古い常識に囚われているのがコンプレックスです。
自分が生まれた場所のことを思い出すと気持ち悪くもなってきて、気持ち悪くなってる自分を責めます。
やめようとしても無理だった自分をどうやって好きになったらいいですか。
寒くなってきましたので、体調に気をつけてお過ごしください。
ご相談文を拝見すると、相談者様は『真面目』という性質そのものを嫌っているというより
『真面目であることをどう評価されてきたか』『真面目でいるしかなかった環境』に深く結びついた嫌悪感を抱いているように感じます
几帳面さや責任感といった性格特性はある程度遺伝的に決まっているとされていますが
それを 『どう社会や家族から評価されてきたか」』が、最終的に自分が自分の真面目さを好きと思えるか嫌いと思うかを大きく左右します
相談者様の場合は
教師の家系で『きちんとしていなければならない』という圧力
父親の立場のために『外面を保つ道具』としての真面目さを強いられたこと
女性性に関しても『周囲の視線から逃げるため』に抑圧を選ばざるを得なかったこと
こうした体験が重なって、『自分の選択ではなく仕方なくそうせざるを得なかった真面目さ』に対して嫌悪感を持ってしまったのではないでしょうか
つまり、相談者様が嫌っているのは
真面目さそのものではなく
真面目さを自分の意思で選べなかった過去です
真面目さという性質自体が悪いのではなく
真面目さを自分の意思で選ぶ自由がなかったことが核心なんですよね
それは強要された真面目さであって
本人の人格の核というよりも
環境に押し付けられた役割でしかないんです
だから『私は真面目な人間です』と言いつつも
どこかで『でも本当は違う』と感じているし
『うすらダサい』と自分で突き放してしまう
本質的には『真面目さ＝呪縛』になってしまっただけで
もし自分の意思で選べる真面目さに切り替えられたら
それは相談者様の強みに変わっていくはずですよ
以上
DJあおいでした
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