こんばんはDJあおいです

読者さんからこんな相談をいただきましたよ







お悩み

DJあおい様
心に響くご意見をいつもありがとうございます。

今回は仕事でのマインドについて、ご意見をいただけたらと思いメールしました。

私は今の職場に転職して3ヶ月で直属の先輩と上手くいかず、仕事を教えてもらえない状況になり(人数が限られておりどうしてもその方から教えてもらわないといけない状況が多々あります)、こちらも過緊張になってしまい、色々と試行錯誤した結果、八方塞がりとなり、休職を選びました。信頼できる上司に相談していましたが「直接指導してもあなたに余計に被害を与える可能性がある」と言われ、私もそう思っていたので、上司と面談を重ね、限界が来たところで休職に至りました。トラブルになった先輩は当たりがきつく、それまで一緒に働いていた5人が休職や退職に至っていると後で知りました。その人と関わると中学時代の女子の先輩を思い出すなと感じていました。

通院しながらなんとか半年で仕事に復帰しました。復帰した際には、人事課の上司から「あなたにも改善すべき点はある」と言われ、誰を信用して良いかわからなくなり、疑心暗鬼になって、私にとって職場は安心する場所ではありませんでした。 4月の異動で相手が異動し、少し気持ちも安定して仕事に集中することができるようになりました。その後、妊娠し産休まで働くことができました。
来月から仕事復帰を迎えようとしています。復帰の部署として、その方のいる部署あるいは、同じエリアに戻る可能性が高い状況です。
今はただ、子どもとの生活を何よりも大切にするために、仕事だけに集中して、陰口を言われてもスルーする力を持つと自分に言い聞かせていますが、どうしても不安が拭えません。転職を考えましたが、そこで割り切って働くのが今のベストだと考えています。また、その時のことを振り返ると私自身プライドが高く、相手にとって面白くなかったんだろうなと考え、そうならないようにプライドなんて無くしたい!と思っていますが、なかなか自分の性格を変えるのも難しいなと感じています。
パワハラ相談の記事などをみると、環境を変えることが1番!逃げることが何より大切!とよく書かれていますが、自分のマインドを少し変えると状況も変わるのではないかと思っています。
どうか、DJあおい様のご意見をいただけたら、大変嬉しいです。長文、乱文失礼いたしました。



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多くの職場では『仕事ができる=昇進・リーダー候補』という単純な評価軸が根強く残っていますが
実際には 『仕事ができること』と『人に教えられること』は全く別の能力です

むしろ管理職やリーダーに必要なのは
部下の強みや弱みを見極める力
相手に応じて教え方や関わり方を変える柔軟性
部下を萎縮させずに伸ばせるコミュニケーション力
こうした『人材育成のスキル』なんですよね

ところが、日本企業では今でも『長く勤めている』『専門スキルがある』『数字を出せる』といった個人としての実務能力で昇進させてしまうケースが多く
結果として教えるのが下手な人、マネジメントに向かない人が上に立ち
現場を荒らすという構造が生まれています

本来であれば
プレイヤーとして優秀な人を専門職ルートで評価する
人材育成やマネジメント力を管理職ルートの基準にする
と分けて設計するのが理想です
海外企業や一部の先進的な企業ではすでにその方向にシフトしていて
必ずしも『仕事ができる=上司になる』という構造ではなくなってきています

相談者様のケースのように『仕事はできるけど指導力がない人』が周囲を潰してしまうのは
まさにこの構造的な問題の典型例ですよね

『あなたにも改善すべき点はある』というポンコツ人事の発言は
相談者様の状況を正しく理解していない
もしくは組織を守るための『バランス取り』に過ぎない戯言

実際、同じ先輩のもとで5人も休職・退職しているという事実は
個人の資質ではなく明らかに職場環境や特定人物の問題です
本来ならその先輩に対して組織がきちんと調整・指導を行うべきで
相談者様に『改善の余地がある』と言うのはFxxKです
私なら発狂していたでしょう

現実的には企業の人事は『特定個人の問題』とは言いにくい立場にあり
どちらか一方だけを全面的に擁護すると職場全体の統制が崩れるリスクがあるため
というよりも小事で収めたいため
形式的に『双方に改善の余地がある』と表現することが多いのも事実です
ふざけた慣習ですが、その言葉を真に受けて『自分が悪かったんだ』と抱え込む必要はまったくありません

環境として明らかに健全でない状況に置かれていたこと
休職に至るほど心身を追い込まれたこと
過去にも複数の人が同じ人の下で潰れていること
これらは『個人の改善』では解決できないレベルの問題です

なので相談者様は
プライドが高かったから問題になったのではなく
環境そのものが異常だったと整理していただいた方がいいと思います

その上で復帰後は
自分を責めすぎず、できる範囲で淡々と業務をこなし
信頼できる人を一人でも見つけ、心の避難場所を持つというスタンスで臨むのが現実的かと思いますよ



以上
DJあおいでした



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