こんばんはDJあおいです
読者さんからこんな相談をいただきましたよ
お悩み
あおいさん、こんにちは。私は以前、アフリカで現地の人々と共にコーヒーの価値向上や農家支援の仕事に従事していました。現場で働くことは私にとってまさに「天職」であり、大好きな環境で情熱を注ぎ、心から誇りを持っていました。
そんな中、新しく年上の先輩が配属されてきました。その方は、かつて私が就いたポジションに応募して落ちた経緯があったそうです。のちに「空いているポジションがないか」と私に相談してきたので、私は上司に確認し、組織に依頼して採用の手回しまでしました。自分の立場を脅かすかもしれない人であっても、同じ志を持つ仲間として迎え入れたいと思ったからです。
ところが、いざ一緒に働き始めると、その先輩からモラハラを受けるようになりました。業務に必要なメールのCCから意図的に外されたり、陰で悪口を言われたり。次第に周囲の人間関係も歪められ、長年信じてきた上司までが手のひらを返すように私を突き放しました。最後には組織から「適応障害」という都合のいい診断を押しつけられ、私は退職するしかありませんでした。
今はご縁があり、大企業に転職し、約30人のチームで日々の業務に励んでいます。振り返れば、あの時の私は「適応障害」などではなく、ただ理不尽な環境に追い込まれただけだったと思います。新しい環境で前を向いて生きているつもりですし、支えてくれる人たちにも恵まれています。
それでもふとした瞬間に、あの時の怨みや裏切られた悔しさだけでなく、深い悲しみと喪失感が胸を襲います。信じて尽くした相手から攻撃を受け、大好きだった天職まで失ったことは、心に大きな穴を空けました。誇りを持って積み重ねてきた時間が奪われ、自分の存在そのものが否定されたように感じるのです。その痛みは今も消えず、静かに心の奥で疼き続けています。
時間が経てば癒えるのかもしれませんが、このしこりをどう抱えて生きていけばいいのか、自分の中で答えが見つかりません。前に進もうとする気持ちと、過去への悔しさや悲しさ、そして大切なものを失った喪失感が交錯してしまいます。
あおいさんなら、この気持ちをどう受け止め、どう整理していけばいいと考えますか。

ひどいですね…
時代が違えば市中引き回しになっていてもおかしくないほどの非道な行いです
これは恩を仇でかえす行為の典型であり、その根底には強烈な劣等感や自己愛の脆さが潜んでいると考えられます
感謝すべき立場であるにもかかわらず攻撃に転じるのは
助けてもらったという事実がその人の自己評価を激しく揺さぶったためでしょうね
先輩は、かつてご相談者様が就いていたポジションに応募して落ちたという経緯があります
これは、先輩にとって拭い去れない劣等感や敗北感の源泉になっていた可能性が高いです
相談者様が自分を助け、組織に採用させたという事実は、一見親切ですが
先輩の心には『自分は実力では入れなかった』『あなたのおかげで入れてもらった』という強烈な負い目と屈辱感を生じさせます
この負い目を認めることは、自己愛が強い人にとって耐えがたいことです
そのため、先輩は感謝の感情を拒絶し、負い目を感じさせたご相談者様を攻撃することで
心理的な優位を回復しようとしたと考えられます
心の底では『あなたなしでは私はここにいられなかった』という依存状態に強い不安を感じていたのかもしれません
その不安を解消し、真の意味で自分の場所を確立するためには、恩人の存在を消すか、貶めることが手っ取り早いと判断したのではないでしょうか
ご相談者様を貶めることで、『自分の方が優秀だ』『あなたはたいした人間ではない』と自己暗示をかけ、自分の存在を正当化しようとしたのでしょう
先輩は、ご相談者様が築いた天職と誇り、そして良好な人間関係を欲していたと考えられます
これは単に仕事を奪うだけでなく、ご相談者様が組織内で持っていた価値や信頼そのものを奪い取る試みです
モラハラや周囲への悪評の流布は、相談者様の評判を意図的に落とし、組織内での自分の地位を確固たるものにするための戦略的な行動です
上司までが手のひらを返したという事実は、先輩が非常に巧妙に組織の構造や人間関係の隙を利用し、相談者様を孤立させ、排除する工作を行ったことを示唆しています
これは『誰かを犠牲にしても自分の地位を守りたい』という強い権力欲や自己保身の現れです
先輩は、相談者様が自分に対して何の悪意もなく親切にしたことを、自分の成功の踏み台として利用しました
このタイプの人間は、自己中心的で、他者への共感力に欠けていることが多く、感謝よりも利益を優先します
最終的にご相談者様が組織を去ることで、先輩は『自分の成功のために必要だったことだ』と、自分の非道な行動を内部で正当化してしまった可能性が高いです
先輩の心理は、脆い自己愛と強い劣等感が、権力欲と結びつき、恩人への攻撃という最悪の形で噴出したものと分析できます
相談者様の『同じ志を持つ仲間として迎え入れたい』という行動は
人として最も高潔で正しいものです
しかし、残念ながら、その純粋さが歪んだ心理を持つ人にとっては格好の標的となってしまったのです
先輩の問題は、あなたではなく、先輩自身の心の闇にあり
ご相談者様が責任を感じる必要は一切ありません
あの時、相談者様が信じて積み重ねてきた時間は『奪われた』ように感じているかもしれませんが
相談者様の情熱やスキル、人間性は誰にも奪われていません
今の職場でチームの一員として貢献していることは、相談者様自身の能力と人間性が正当に評価された結果です
胸のしこりは、あなたが人一倍優しく、誠実で、情熱的だったがゆえに残った傷です
焦らず、その痛みを抱えながら、ゆっくりとあなたの人生を再構築していってください
以上
DJあおいでした
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