こんばんはDJあおいです
読者さんからこんな相談をいただきましたよ
お悩み
あおいさん、夜更けにメール失礼いたします。
いつもブログ読ませていただいております。
こんなことで、と思うかもしれませんが言葉を聞いていただけましたら幸いに存じます。
今月から、派遣でデリカテッセン部門に配属されました。
期間は短期で来月末までのシフト勤務なのですが、元来「手が遅い」人間です。
自分なりに早くやろうとしてても、焦ると余計に失敗してしまったりして、でも丁寧にきちんとやるには時間が掛かりすぎ！と毎日のように怒鳴られています。
実践8日目で慣れるのかと問われれば、慣れる人もいればまだまだな人もいることは重々承知です。しかし職場からは「本当はもう1人雇いたいのにあなたに余計な人件費をかけている」「あんなに付きっきりで誰かに助けて貰っているなんてありえない」「なんでもう7日目なのに人付けてんの？」「血圧上がる」と言われています……。
3年前にうつ病を罹患し、発端は「声が出なくなったこと」でした。
8年弱勤めた事務員の仕事も、うつの発症で辞めざるを得なくなりました。
それ以降どこに行っても続かず、就労継続支援作業所に行ったら「A型をなくしてB型に完全移行するので」という理由で事業者都合解雇になりました。
希し念慮や自傷行為も止まず、先日手首の動脈を切りました。ICUに入れられたので、切りたくなったら当時のことを思い出すようにしてます……(お金がかかったなぁと)
人に不快感しか与えないのなら辞めた方が、ということを自分でも他人からも思われているのはわかっています。
わかっているけどどうしていいかわからなくて、つくづく「本当に何も出来ないんだ」と思ってしまいます。
あおいさんのお言葉をいただけたら嬉しいです。
まとまりがなくてすみません。
うつ傾向のある人って
優しいんですよね
優しすぎるんです
反発することがなく
全てを自責にしてしまうんです
例えば、私が相談者様と同じ立場で、同じような叱責を受けたら
『うるせえんだよ、そんな教え方で人材育成できると思ってんのかこのバカタレが、令和元年からやり直してこい』
と、徹底的に理詰めで攻撃して二度と逆らうことができないようにきっちりと調教すると思うのですが
それって強気に見えて実は『弱さの反転』でしかないんですよね
自尊心を守るための自己防衛ですから
ちゃんと自責できるのは強さだとも思います
優しさは美徳です
相手の気持ちを思いやり、場の空気を和らげる力は
どんな職場や人間関係でも必要とされるものです
しかし、その優しさが『自分を犠牲にしてまで他人に尽くす』という形に偏ってしまうと
長所どころか心身を削る負担になります
特に怒鳴られたり理不尽な扱いを受けたときに『自分が悪い』とすべてを背負い込んでしまう人は
優しさの刃先を自分に向けてしまうんですよね
本来なら外に出していい正当な怒りや不満も
『相手を傷つけたくない』『波風を立てたくない』と抑えてしまうから
全部自分に跳ね返ってきてしまうわけです
もう少し図々しく生きてもいいと思うのですが
これって『性質』に依存している思考の癖なのでなかなか治らないんですよね
幼少期から『反発は悪いこと』『我慢することが正しい』と学んできた人は
大人になっても自然に自責に傾きやすくなってしまうんです
でもこれは決して弱さではありません
むしろ順応性や責任感の強さにつながる立派な長所とも言えます
ただし、そうした特性を踏みつけるような環境に身を置いてしまうと
その長所が自分を追い詰める要因になってしまうということです
適切な環境であれば大化けする尊い性質なので
環境には拘った方がいいと思いますよ
差し当たり、派遣会社や上司に状況を伝え
業務調整や配置転換を求めるのは当然の権利です
環境が変わらないのであれば、『自分が変わらなければ』と思う必要はありません
その職場があなたに合っていないだけです
働き続けることだけが美徳ではなく
あなたが壊れずに生き続けることのほうがずっと大切ですからね
以上
DJあおいでした
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