こんばんはDJあおいです
読者さんからこんな相談をいただきましたよ
お悩み
友人の不倫や浮気について、相談させてください。
私には、不倫や浮気の経験がある、または今している友人が複数います。
自分は不倫や浮気を、されたこともしたこともないので、感覚がよく分かりません。ですが、人の気持ちを踏みにじる行為だ、という認識があります。
なので、不倫や浮気の経験がある友人と、これからも関係を続けていていくことに、不安を感じてしまいます。
友人達は、私に対しては優しくしてくれていると思います。相談にも真剣に乗ってくれるし、楽しい話もたくさんしています。ですが、心のどこかで、｢でもこの人、不倫(または浮気)してるんだよな…他人の気持ち踏みにじってるんだよな…｣と思ってしまいます。
いつか、自分の気持ちも踏みにじられるのではないか、自分の恋人が友人に取られてしまうのではないか、といった不安な気持ちになってしまいます。
自分が不倫や浮気の経験がないので、友人達の気持ちはわかりません。なので、自分の価値観だけで友人達の事を悪い、と決めつけてしまうと、自分が視野の狭いちっぽけな人間だと感じてしまうので、友人達のことを否定しないようにしています。
ですが、このまま友人で居続けることに不安があり、相談させて頂きました。
このまま友人達と、関係を続けても良いのでしょうか？
また、不倫や浮気の経験がある友人が複数いる私自身にも、問題があるのでしょうか？
自分の心の安心と、友人関係をどう折り合いを付ければいいのでしょうか？
友人に不倫や浮気の経験がある場合
その事実だけを見ると警戒心が非常ベルを鳴らす気持ちはわかりますよ
しかし、まず重要なのは、過去の経験と現在進行形の行為を分けて考えることですね
過去に不倫や浮気をしたことがある友人は
経験から学び、価値観や行動を変えていることもあります
そのため、過去の経験があることだけで友人を否定する必要はありません
一方で、現在進行形で浮気や不倫をしている友人については
心理的にも現実的にもリスクが存在するため
自分の心の安全を守るための距離感や境界線を意識することが必要なのかもしれません
次に理解すべきは、不倫や浮気をする人にも道徳との葛藤があるという点です
多くの場合、行為をしている本人も『ヒャッハー！』と嬉々として浮気や不倫をしているわけではなく
『これはしてはいけないことだ』と理性では理解しています
しかし、感情や欲求、孤独感、承認欲求などの心理的（もしくは病理的）な要因が理性とぶつかり行動として表れてしまうことがあるんですよね
そのため、行為そのものに罪悪感や後悔を抱えている場合も少なくありません
つまり、不倫や浮気をする人も完全に悪意だけで動いているわけではなく
葛藤を抱えた人間として理解できる余地があるのですよ
この理解を持つことは、相談者自身の心の安心にもつながります
友人たちの行為を許容することを意味するわけではなく
『人間は多面的で、理性と欲求の葛藤を抱えながら生きている』と捉えることで
不安や罪悪感に押しつぶされずに関係性を見つめ直せます
具体的には、過去に経験がある友人とは距離を必要以上に置かず
楽しい関係や相談の関係を続けつつ
現在進行形の友人とは境界線を意識して関わるといった折り合いをつけることですね
かの瀬戸内寂聴さんの若い頃の人生を振り返ると
自由奔放で恋愛や人間関係においても常識にとらわれない生き方をされていました
世間的には『荒れていた』と表現されることもありますが
あれも彼女なりの葛藤や欲求の表現だったと考えられます
実際、寂聴さんは自分の感情や欲望と社会の道徳規範との間で悩みながらも
その経験を通して深い人間理解や精神性を獲得していきました
つまり、若い頃に荒れていたからといってその人の価値が低いわけではなく
むしろそこから学びを得て成熟していくプロセスの一部だったと捉えられるわけですね
相談者様の場合も同じで、友人たちの過去や行為に対して不安や嫌悪を感じるのは自然ですが
彼らも葛藤の中で生きており、その経験や選択を通して人間として学んでいるかもしれない
と少し視野を広げて捉えることで心の安心につながると思いますよ
人は過ちを犯し、傷付き、そして変わっていく生き物ですからね
以上
DJあおいでした
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