こんばんはDJあおいです

読者さんからこんな相談をいただきましたよ







お悩み

いつも記事を拝見し、考え方を学ばせてもらっています。27歳女です。
そして1度、質問に丁寧に回答してくださり、ありがとうございました。
突然ですが、期待できない人と分かっているのに期待してしまうこの気持ちはどうしたら消化したら良いのでしょうか?血の繋がっていない父についてご相談させてください。

父はお金の使い方や生活習慣(お金が無いのに喫煙、飲酒が激しいなど)がとてもだらしない人です。私が高校生のころ家計のお金を母の財布から盗っていることが発覚しました。家が貧乏なこともありますし、今まで色んな不満はありましたがそれが大きな火種となり、激しい言い争いが毎日続き、夫婦仲・家族仲が大きく崩れました。弟も2人いるし、母はもとから体調が悪く専業主婦なので家計は父1人の給料で回しているため離婚はしていないですが父だけ別居して暮らしている状況です。(私は社会人をきっかけに一人暮らししています。)
当時はとてもショックでたまらなく、私も心身の体調を崩ししてしまいました。でもいつかこのだらしなさに気づいて治してくれるかもしれないと、どこかで期待してしまう自分もいます。しかし、母から父の1人暮らしぶりを聞く度に改善はあまり見られず1人落胆してしまいます。

そして私はもうすぐ結婚します。それに伴って両家の顔合わせなど色々両親に協力してもらうことがあると思いますが、自分の父を紹介することをとても恥ずかしいと思ってしまいます。そう思ってしまう自分にも嫌気がさします。
私がどんなに父に変わって欲しいと願っても全ては本人次第なので期待するだけ無駄なのもわかっていますが、このやるせない気持ちはどう折り合いをつければ良いのでしょうか。

読みにくい文章で申し訳ありません。よろしくお願いいたします。



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父親の行動について
『だらしない』と片付けてしまうのは、少し危うい見方ですね

『意志が弱いから』『性格の問題だから』と精神論で考えると
どうしても変わってほしいという期待や葛藤が生まれやすくなります

しかし、過度の飲酒や喫煙、家計の不正といった行動は
単なる性格や気まぐれではなく
依存症や行動障害など病理的な背景が関わっていることがほとんどです

依存症は本人の意志だけで改善できるものではなく
放置すると生活や家族に影響が及ぶこともあります
ですから、まずは『だらしない』というラベルではなく
病気として理解することが大切ですね

この理解に立つと、家族にとって現実的で有効な対応は
医療や専門機関につなげることになります
アルコール依存症外来や精神科、依存症専門の相談窓口では
本人への治療の方法だけでなく、家族がどのように関わればよいか
安全に生活を守るための具体策も教えてもらえます
家族が独力で『変えてあげる』必要はなく
専門家の支援を通じて建設的に対応できるのです

依存症や行動障害は長期間にわたり慢性的に現れることが多く
改善には時間と専門的介入が必要です
そのため、家族が『いつか変わるかもしれない』と期待するだけでは現実と乖離してしまいます

病理として理解することで
変化を本人任せにする重要性と
医療介入の必要性が明確になります

精神論で『変わってほしい』と願うだけで苦しむのではなく
現実に即した対応を選ぶことが、家族にとっても本人にとっても最も建設的な道です

まとめると、父親の問題は『だらしなさ』ではなく、病理的な背景を持つ行動問題です
本人の意思だけで変えることは難しいということは、努々お忘れなきよう願います

あなたの父親は家族にとっての加害者かもしれませんが
それと同時に父親はお酒や煙草の被害者でもあるということは覚えておいてください


以上
DJあおいでした



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