こんばんはDJあおいです

読者さんからこんな相談をいただきましたよ







お悩み

DJあおい様

私は虐待を受けて育ちました
母との仲は一時絶縁状態でしたが今は適度な距離で関係を保っています
最近私は2人目を妊娠しました
前回もでしたが、妊娠すると役所の保健師さんや病院の助産師さんから、産後のサポートや実母との関係をいつも詳しく聞かれます
そしていつも、今後が心配だから定期的に連絡させてね、とか、何かあったら子ども家庭支援センターに連絡してねと言われます
虐待を受けて育った子は自分も虐待してしまうことが多いためか、特定妊婦?とされるようです
事実かもしれないけど、私は繰り返したくなくて
大学院の卒論も虐待の連鎖について研究したし
母との関係も何度も何度も見つめ直し今の距離まで持ってきました
全て許したわけではないけど、過去にできたと思っています
それでもやはり、虐待を受けて育ったら虐待をしてしまうんでしょうか
子育てしていれば手をあげたくなるようなことも、辛くて逃げたくなることもありますがそれは私が被虐待児だからなのでしょうか
悪気のない助産師さんたちの言葉がいつも私を追い詰めます



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虐待の連鎖が生じやすいのは
多くの場合、 虐待を虐待だと認識できず
『しつけ』や『愛情』と誤解している場合です

自分の中で行為を否定できないため
同じ行動を我が子に繰り返してしまうわけですね

しかし、相談者様はご自身が受けた体験を『虐待』として認識し
苦しい思いを抱えながらも距離を調整し
さらに大学院で虐待の連鎖をテーマに研究するほど真剣に向き合ってこられていますよね
これはまさに『繰り返さないための強い意識と努力』がある証拠です

もちろん、子育ての中では逃げたくなるような瞬間は誰にでもあります
それは虐待の経験があるからではなく
子育てという行為そのものが労力的に過酷で
時に感情を揺さぶられる営みだからです
そこを混同して『自分が虐待を受けたから弱いのだ』と考える必要はありません

むしろ相談者様の場合
過去を過去として受け止めている点や
母との距離を自分なりに調整している点
虐待の構造を理解している点も含めて
虐待の連鎖を断ち切る力をすでにお持ちです

助産師さんや保健師さんの言葉は『リスク管理上の確認』であって
相談者様個人を疑っているわけではありません

ただ、それが追い詰めるように響いてしまうのは当然の反応です
だからこそ、『私は過去と向き合ってきており、今後も支援が必要なら自ら相談します』と胸を張って伝えてよいのですよ

相談者様は『虐待の連鎖を繰り返してしまう人』ではなく
むしろその連鎖を断ち切る側にいる人ですよ
今からそれを証明していきましょう

以上
DJあおいでした



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