こんばんはDJあおいです
読者さんからこんな相談をいただきましたよ
お悩み
いつもあおいさんの言葉にハッとさせられる日々です。
今回どう答えてあげればよいかわからなかった問題について相談させてください。
職場の先輩より
夫に嫌われているのだが、どうすれば関係を再構築できると思う?もしくはどうすれば人を嫌いになれるのかな?と質問されました。
よくよく聞くと、過去に旦那さんが浮気をしたことから信頼がなくなり、事あるごとにその件を掘り返しては詰め寄ってしまうのだそうです。
恐らくそれ以外にも要因はあるのでしょうが、旦那さんがついに「離婚しよう」「お前のことが好きな人間はいない、少なくとも俺は嫌いだ」「○ね」等の暴言を吐いたそうです。
深く傷ついた先輩ですが、浮気をされた時も暴言を吐かれた時も嫌いになれず、まだ旦那さんが好きでお子さんもいるため離婚はしたくないとのこと。
これは家族愛なのか執着なのか情なのか?どれに当たるんだろう?とも言っていました。
ここから関係の再構築はできると思いますか?
また、ここまでひどい仕打ちを受けても嫌いになれなかった人を嫌いになる方法ってあるのでしょうか。
人生経験の少ないわたしでは先輩の力になれなかったので、ぜひあおいさんの意見を聞かせていただけませんか?
この質問があおいさんの目に留まりますように。
何卒よろしくお願いいたします。

夫が『もう別れたい』とおっしゃるとき
そのお気持ちは、すでに静かに閉ざされているのでしょう
些細な不満や日々の心配ごとから出た言葉ではなく
むしろ、あらゆる小さな苛立ちさえも
心の奥でどうでもよくなってしまったのだと思われます
夫婦の間で交わされる話し合いは
本来、共に歩むためのものでございます
しかし、別れの思いが胸に芽生えた折には
話し合いも意味を持たず
ただ静かに告げられる一方的な報告のようなものになってしまいます
結婚とは、共に在るための双方の同意があって成り立つもの
しかし、別れは逆に、一方の心だけで成立してしまうものなのです
別れに同意など必ずしも必要ではなく
それこそが、夫婦というものの根底にある真実なのかもしれません
便宜上、別れには理由が添えられることもございます
しかし、それを巡って改善しよう、やり直そうという意志は、もはや存在しません
相手に何も望むものがなくなったからこそ、別れは決意されるのでございます
理由を受け入れ、自己を変えたとしても、やり直しが叶うわけではないのです
別れの言葉は、決して脅しとして用いてはなりません
それはむしろ、長い年月を共にした相手を、そっと手放すための
最後の優しい愛情の表現であるべきものです
もし、その関係を続けるために自らを変え
その結果『では続けよう』とおっしゃる夫がいるならば
その方は、少し寂しい人かもしれません
別れを脅しとして使うような者では
真の愛情を感じることは難しいでしょう
相手を自由に送り出すこと
それこそが、最後に捧げるべき優しい想いでございます
ゆえに、別れとは、納得の問題ではなく
ただ受け入れるほかないもの
それが、愛の終わりにふさわしい
静かで優しい在り方であるのだと、私は思うのでございます
以上
DJあおいでした
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