こんばんはDJあおいです

読者さんからこんな相談をいただきましたよ







お悩み

あおい様

30代女です。

生きれば生きるほど気持ちが落ち込んでいきます。
ここ数日で何かあったというより、年単位でじわじわと「生きてても仕方ない」「頑張っても仕方ない」と言った気持ちが広がっています。

対人が苦手で恋愛、結婚はしたいと思えません。
仕事も頑張れば頑張るほど大変になったり、追いつけなかったり、人間関係や環境的な問題にもよくぶつかるためどんどん頑張れなくなってきました。ジョブホッパーです。
資格取得を頑張っていた時期もありますが今は集中できません。
家事も最低限しかできず、家ではひたすらゲームをやってますが、ふとした瞬間に無駄な時間だなあと虚無感に襲われます。

もう少し人生を良くしたいと思うのですがパッと思いつくやりたいことがありません。
暗闇の中をとぼとぼ歩いているような感覚で、これがあと何十年も続くのかと思うと途方に暮れてしまいます。
もっと軽やかに、元気に生きるヒントをいただけないでしょうか。

よろしくお願いいたします。




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『生きていても仕方ない』『頑張っても仕方ない』という感覚は
決して突然生まれるものではなく
長期的に“報われなかった経験”が積み重なった結果として強化されてきたものです
これを『学習性無力感』と呼びます
頑張っても状況が改善されない体験を繰り返すと
人は『どうせやっても無駄だ』と学習してしまうんです

個人差はありますが、人間の心は“失敗体験”を過大に記憶する傾向を持っています
これをネガティビティ・バイアスと呼びます
危険や失敗を重く心に刻むことは生存本能としては役立ちますが
現代社会では『成功よりも失敗ばかりが記憶に残る』という認知の偏りを生みます
結果として、実際にはいくつも成功を経験しているのに
本人には成功体験がないように思えてしまうのです

資格の勉強を始めたこと、転職しても職を得てきたこと、生活を維持できていること
これらはすべて『できたこと(成功体験)』に含まれます
しかし、心が疲れていると『続かなかった』『十分じゃなかった』といった失敗の側面にしか目が向かなくなり、成功の側面は無視されてしまいます

成功体験を過小評価して、失敗体験を過大評価してしまっているということです

自分の認知の偏りに気づくことからスタートしてください
つまり『自分は成功体験がないのではなく、失敗体験ばかりを強調して記憶しているのだ』と理解すること
たとえば毎日『できたこと』を一つだけ記録する習慣を持つだけでも
脳は徐々に“成功の痕跡”を思い出すようになります
なんなら最低限の家事ができたことを『私、めっちゃ偉い!』と過大評価してもいいんですよ

人生を軽やかにするというのは、大きな夢や劇的な変化を持つことではなく
まずは現実を正しく捉え直すことから始まります
偏った記憶に振り回されず
できている事実に目を向けることが
暗闇から抜け出すための理にかなった方法なのですよ


以上
DJあおいでした



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