こんばんはDJあおいです
読者さんからこんな相談をいただきましたよ
お悩み
職員の人数が10人以下(ほぼ全員女)の職場で働いている新卒1年目の女です。
職場の上司達の価値観がしんどくて、つらいです。
「上司が何か作業をしていたら、すぐに察して、自分の仕事を後回しにしてその作業をあなたがやりなさい。」
「上司がコピーをとっていたら、コピーをとるのを代わるくらいの姿勢でいなさい」
「空気を読んで、上司がなるべく動かないように、あなたが動きなさい。」
「私達が若い頃は、上司が〇〇をしていたらすぐに上司の所に走って行っていた。」
「私は昔〇〇の仕事を1人でやっていた。周りは誰も気づいてくれず、助けてくれなかった。あなたには気づける人になってほしい。」
「あなたに色々言うのは、あなたに成長してほしいから。」
全て上司達から言われた言葉です。
まだ1年目で、自分の仕事に精一杯で、
そんな中全体の空気を読んで察して動けと言われ、それができなかったらまた色々と言われ、しんどいです。
私は、仕事をしたくないわけではありません。
指示してくださったらやるのに、なんでもかんでも察して動けと言われるのが辛いです。
また、仕事の効率や優先順位を無視して、「とにかく上司が動いていたら下っ端が動け、上司に仕事をさせるな」という職場の雰囲気にも疑問を感じています。
仕事の場面で、周囲に察することを過剰に求めて、指示を出さないことも、上司としてどうなんだよと思います。
自分にも至らない点が多々あり、気づけて動けていない場面は沢山あると思いますし、
上司達の価値観を変えることはできないのも理解しています。
仕事自体はやりがいを感じるため、学べることは学び、いつか必ず転職する気でいます。
ただ、転職するまで、この上司達とどういう心持ちで付き合ったらいいのか、アドバイスを頂きたいです。
今はまだ耐えられていますが、そろそろ我慢の限界で、気持ちが爆発しそうな気がしています。明日職場に行くのが本当にゆううつです。
よろしくお願いいたします。

『察して動け文化』や『上司を立てる文化』は
高度経済成長期からバブル期にかけて定着した働き方の名残ですね
その頃の日本は景気が右肩上がりで、人員も今よりはるかに潤沢でした
企業は大量採用をして、若手が組織の下支えをするのが当たり前
しかも終身雇用と年功序列が前提にあったので
『今は理不尽でも耐えていれば、いずれ報われる』という見通しがありました
だから『コピーを代わる』『気を利かせて先回りする』といった行動が“美徳”として評価されやすかったんです
終身雇用と景気の良さが前提にあってはじめて機能する働き方ですね
ところが今の社会は、少子高齢化で人手不足
終身雇用も崩れ、成果主義や効率性が重視される時代になりました
つまり、昔のやり方は合理性を失っていて
むしろ働く人を疲弊させるだけになっている
それなのに当時の価値観をそのまま引きずっている職場がいまだに存在するのは
形骸化した文化を盲信しているガラクタがいまだに上の立場にいるからなんですよね
時代と共に淘汰されていく企業だと思いますので転職は早めにした方がいいかもしれません
あなたがしんどいのは
『気が利かないから』でもなく
『努力が足りないから』ではなく
時代にそぐわない古い価値観を一方的に押し付けられているからなんです
もちろん、その職場を短期間で変えることは難しいでしょう
でも、『これは時代錯誤の文化であり、ここで耐えているのは私の能力不足ではなく、社会の遺物のせいだ』と切り分けるだけで、気持ちはだいぶ楽になりますよ
転職を視野に入れているとのことなので
今はここで得られることは学ぶ
でも価値観まで飲み込む必要はない
と割り切って過ごすのが良いと思います
もちろん自己を犠牲してまで従わなくてもいいですよ
余力があったら助けてあげるくらいの姿勢で構いません
怒られたら謝ればいいだけなのでお気軽に無視してください
以上
DJあおいでした
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