こんばんはDJあおいです
読者さんからこんな相談をいただきましたよ
お悩み
初めまして。私は、40代後半の独身女性です。
10年程前に婚活が上手く行かず調子を崩し、心療内科を受診すると、発達障害と診断を受けました。
当時はなかなか受け入れられず、悩みましたが、結婚への夢を諦めきれず婚活を続けましたが、上手く行きませんでした。何人かの男性と交際は出来たのですが、結婚がうっすら見えてくると、途端に強い不安に襲われ、先に進めずに私がお断りするというパターンを繰り返しでした。不安が強いのは自分の特性故だと思っています。
最近は相談所も退会して、このまま一生独りなのかなぁ、両親もいなくなったら天涯孤独なのだろうと思っています。
結婚も出産も子育ても何も出来なかった自分は一体何なのだろうと自問自答を繰り返しています。
取り留めの無い文章でスミマセンが、もしアドバイスがあるのならよろしくお願いいたします。

まず『発達障害』と『適応障害』について少し整理させてください
発達障害は基本的に生まれつきの脳の特性で
幼い頃から『人との距離感が苦手』『感覚が過敏』『融通が利きにくい』といった傾向がみられるものです
一方、適応障害は『特定の強いストレス』によって不安や抑うつなどの症状が出る状態で
ストレス要因から離れると軽快しやすいのが特徴です
成人してから初めて診断を受ける場合
両者の区別は必ずしも容易ではありません
ご相談文を拝見すると、婚活という強いストレス環境によって不安が増幅され
症状が顕在化した可能性も考えられます
つまり『発達障害そのもの』というよりも
『婚活という状況が適応障害的な反応を引き起こした』という側面も否定できません
特に婚活やマッチングアプリの仕組みには
短時間での自己アピールや印象操作が求められる
断られる経験が繰り返し積み重なる
常に他の候補と比較されてしまう
等々、不安を悪化させる要素が多く含まれています
こうした環境は自己肯定感を低下させ、不安を強める構造になっています
婚活そのものがご自身にとっては過度に不安を刺激する“合わない環境”だった可能性が高いのです
よほどのメンタルゴリラでなければ婚活なんて出来ませんからね
そういった意味で言えば今回の相談者様の反応は当然の結果とも言えるでしょう
退会したのは賢明な判断だと思います
今は回復プロセスの段階であり
アホのような自問自答も回復の副反応だと思ってください
一生独りなんて人はいません
友人もいるし同僚もいる、荷物を配達してくれるクロネコのお兄ちゃんもいる
ライフラインを整備してくれる人たちもいる
天涯孤独で生きているなんて図々しい妄想です
結婚や出産ができなければ価値がないなんてこともありません
なんでもいいので誰かの役に立つように努めてください
あなたにできることは山ほどあります
以上
DJあおいでした
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