こんばんはDJあおいです
読者さんからこんな相談をいただきましたよ
お悩み
あおいさん初めまして
ご相談したいことがあり、メール
させていただきました。
先日、母が膵臓がんで無くなってしまい
何も手につかず、心に穴が
空いたような感覚に陥ってしまいました。
母が生きていた頃、母の話も
たくさんきいてくれていた元彼に
「会いたい」とラインを送ってしまいました。
色々すれ違いで別れましたが
やっぱり彼にそばにいてほしい、と思いました。
でも別れて時間も経っているので
ラインの返事が返ってくる前に
急に怖くなって自らブロックをしてしまいました。
自分が何をしたいかもわかりません
どうしたら前向きな気持ちを
取り戻せるのでしょうか
こんなときに元彼に連絡してしまう私は
あほなんでしょうか
大切な人の喪失は悲しいね
場合によっては自制心で抑えきれないほどの悲しみに襲われてしまう
悲しさを消化する最も安易な方法は
怒りに変換して対象に怒りをぶつけること
でも相手が病気という話が通じない相手だと
殴るわけにもいかないし、罵詈雑言をぶつけるわけにもいかない
お医者さんも看護師さんも最後までよく面倒を見てくれた
友人や親戚縁者もよく支えてくれた
もちろん本人に非があるわけでもない
加害者がどこにもいない
悪い奴なんて一人もいない
怒りをぶつけるところがどこにもない
結果、制御できない悲しみを抱き続けることしかできない
これがなかなかどうして辛いんですよね
自分の身体なのに、自分の身体ではないように重く感じる
まるで水中にいるような圧迫感
世界中からそっぽを向かれたような疎外感
当たり前だけど、『悲しい』って辛いんです
そうなると人は自分を責めてしがいがち
怒りの矛先を自分にするために
様々な思いを巡らせ、無理やり自分を加害者とみなし
自分自身を罪の意識で傷付けてしまう
その方が悲しみに暮れるより楽だから
自尊心を大きく損なうことでなんとか悲しみに対抗しようとする
悲しさが大きければ大きいほど
自分を価値なき者に仕立てあげようと罪悪感で自尊心をちぎって捨てる
著しく低下してしまった自尊心は
その自尊心に見合った行動を選択する
このとき、人は過ちを犯してしまいがちです
お酒に溺れる、人間関係を切る、散財をする
これ等全てが自傷に等しく
ただ自分を責めているだけなんですよね
本当は誰も悪くないのに
誰も悪くないという現実に耐えられなくて
自分を悪者にして自分を傷付けているんですよ
もしかしたらあなたも自責から自尊心を損ない
価値のなくなった自分が勝手な行動を起こしただけなのかもしれません
怒りは弱さです
なぜならそれが最も安易な方法だからです
誰のせいにもせず、ただただ悲しむことが強さです
『前向き』という方向性は私には分かりかねますが
悲しみ尽くすことができたとき
初めてその方向が見えてくるんじゃないですかね？
以上
DJあおいでした
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