こんばんはDJあおいです

読者さんからこんな相談をいただきましたよ















お悩み




DJあおい様

怒りや不満を自分の体にぶつけているのだからいいではないかと思うし、怪我をしているとみんなが優しく接してくれるので、自傷をしてしまいます。
どうしたらこの考え方を改められるでしょうか。















自傷をしてしまう人とは『助けて』が言えない人
心の痛みを誰にも知られず、誰にも悟られず、ひっそりと孤独に処理をしようとしてしまう人に多い傾向です
所謂『かまってちゃん』と混同されがちなのですが
心理的な動向はかまってちゃんとは逆のベクトルを向いているのが特徴ですね

自傷とは、心の痛みを身体の痛みに置き換える行為
心の傷には手が届かないけど、身体の傷なら手を添えることもできるし、それなりの手当てもできる
そうすることによって心の痛みが一時的に緩和されるわけです

どうしようもない悲しさや虚しさを身体の傷に置き換えて手当てをする
言わば心の傷の応急措置であって
べつにしにたいわけではなく、むしろ『生きたい』という渇望が自傷の根本
あなたはしにたいのではなく生きたいのですよ

とは言え、人には『耐性』という機能があって、次第に慣れてしまうんですよね
自傷による心の鎮痛効果が『耐性』によって効き目がなくなっていき
今度は違う部位を傷つけたり、身体に刻む傷がより深くなったりしてしまうんです
それがエスカレートしていくと『生きたい』という思いが身体をコロしてしまうという
どうしようもない矛盾を生じさせてしまうのですよ
それが自傷の怖いところですね

私たちも普段の生活の中で、不意に心が痛むことはあります
理不尽な仕打ち、大切な人の訃報、身から出た錆、等々
人間が人間である限り生きているだけで心が傷付くことなんてもはや定期的なイベントです
ではその心の傷をどうやって癒しているのでしょうか
その多くは『他者に聞いてもらうこと』なんですよね

『私の心はこのように傷付いているのです』と他者に聞いてもらうわけですが
べつに根本的な解決には至らなくても、ただ理解者がいるというだけで心の痛みは緩和されたりするんですよ
そうやって私たちも命からがら今日もなんとか生きているわけで
心理的な動きは自傷をする人と同じなんですよ

大事なのは、心の傷を身体の傷で表現せずに、言葉で表現すること
その言葉を違う誰かに聞いてもらい、そして理解してもらうこと
なんでもかんでも自分独りで抱え込んでしまわないように
心が痛いときは痛いと叫んでください


















以上
DJあおいでした



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