こんばんはDJあおいです

読者さんからこんな相談をいただきましたよ










お悩み



あおいさん

こんばんは。
私は会社員ですが、このコロナウイルスの影響で週一出勤の自宅勤務となりました。
そこで社長が課題図書といって社長が選んだ本に関してレポートを提出するように求められました。

私は本は普通に読みますが、本は好きなのに読めと言われるとどうしても気が進みませんでした。

そして渡されたのが「嫌われる勇気」というアドラーの心理学に基づいた本でした。(読まれたことはございますでしょうか)
なんとなくこの本を読んで普段あおいさんがお話している事と似ているなと思いました。

これを読んでいて、社長が本を読んでほしいという気持ちは、社長のエゴで他者への介入じゃないかと思ったのです。本では簡単にいってしまうと「他人に気に入られようとするな」と書かれていたので正直に「本を読む事を強制されたくないです」とレポートを送りました。

話が長くなってすみません。私はただ興味のない本を押しつけられて読みたくないだけなのですが(笑)来週出社した際に社長が怒ってるのではないかとヒヤヒヤしています。

でも大人ですし、社長に対しては出勤していないのにお給料を頂いているだけありがたいです。

社長はどういう意図でこの本を渡したのか、
私はアドラーの心理学をしっかり理解していたら課題図書でこの本を選ばないと思ったのです。

私は大人気ないですよね、、、
本読めパワハラつらいです、、、













親と子、上司と部下、先輩と後輩
たとえ上下関係があったとしても
それをもとに相手の権利に土足で踏み込めば必ず対立が起きます
親が子ともに命令して部屋を片付けさせようとすれば
子どもは親の言いなりになるまいと意固地になって片付けを拒否します
その時起きているのはどちらがより力を持っているかを示し合う親子間の権力闘争です
それと同じことが上司と部下、先輩と後輩の間でも起きていることでしょう

強制すると対立と権力闘争が起きます
そうではなく、相手に自分で決めさせ、相手の権利を認めると、対立が消え、相手は冷静に判断できるようになります
そして冷静に考えて片付けが必要であれば
自分の意思で片付けるようになるでしょう。

このように強制と対立を繰り返していると相手の共同体感覚は育ちません
叱られ強制されることで劣等感が強まり自己信頼がなくなります
そして強制してくる相手を敵だと思い、他者信頼がなくなります
その結果社会での居場所もなくなるのです。

一方で親や上司が子どもや部下に自分で決めさせて相手の権利を尊重するようにすれば
子どもや部下は徐々に自己信頼と他者信頼を形成していくでしょう
その結果家庭や組織や社会に居場所を見つけるようになっていく共同体感覚を学び始めるでしょう
共同体感覚を養う第一歩は強制をやめること
人から尊重される体験を増やすことなのです

相手の権利に土足で踏み込んではならない
権利を尊重し、自分で決めさせるようにすれば
人は自分を信じ、他人を信じるようになるだろう





アドラー自身が強制を否定していますからね
その本を読めと強制しているのは矛盾していますが
もしかしたらこれって社長さんのトラップなんじゃないですか?

『社長さすがっす!感動しました!』という感想を抱く奴は実は全く理解していなくて
『いや社長、それは違うよ』と異議を唱えることこそが理解の証明
ただの太鼓持ちをふるいに掛けるためのトラップのような気もします
だとしたら相当なキレものですね

もしかしたらあなたの回答は100点満点なのかもしれません


















以上
DJあおいでした



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