いつも勉強させて頂いてます。ありがとうございます。

私の息子、中学3年男子のことで相談させて下さい。

この子は、小さい頃から何事(例えば、運動会・部活・合唱コンクール・勉強・習い事…etc)にも疲れる・面倒くさいという気持ちで取り組みます。
中3男子にしては、反抗はさほど酷くはないので、こちらがうるさく言えばやるにはやります。
ただ、取り組む際の姿勢の根底には疲れる・面倒くさいがあるので、出来はほどほど、本人の気持ちも真剣に取り組んだ時の充実感や達成感等の楽しさを感じられないようです。

小学生の頃、一度だけ充実感・達成感を味わったことがあるそうです。
それは、ある習い事で小さな大会ですが優勝した事がありました。
私は、今はまだ自分からじゃなくても、成功体験してみれば頑張れる子になれるんじゃないかという事もあり彼を叱咤激励して練習に付き合いました。まだ小さかったので時には嫌がるのを無理矢理引っ張って連れて行ってやった結果でした。
息子は、一瞬は、充実感・達成感があったのでしょうが辛い思いの方が強かったのでしょうか。それから、何かに真剣に取り組むことがありません。

真剣に取り組むから楽しさや限界が分かり、次にやるべき事が見えてくると思います。
本人も出来れば、真剣に取り組み充実感・達成感を味わい、楽しみたいと思っているようですが何故できないのでしょう。

親として彼にしてあげられることは、何でしょう。
本人が真剣になれるものを見つけるまで、そっと見守るしかないのでしょうか。
彼が心から楽しんでいるという笑顔が見たいです。

あおい様、どうかお知恵をお貸しください。
よろしくお願い致します。

 












『勉強しなさい!』と強要することは
その子を支配することです

支配とは主体性を奪うことであり
主体性が奪われたら
充実感や達成感も奪われてしまいます

『勉強しなさい!』と強要されると反発心が生じるのは
自分の主体性を守るため
自分の意思で行動して
充実感や達成感を得るための自己防衛です

親が熱心になることは悪いことではありませんが
過干渉になって親が行動の主導権を握ってしまうと
充実感や達成感を得られなくなってしまうのです
だから何をするにも『めんどくさい』という重い足枷がついてしまうのですよ

充実感や達成感は最高のご褒美ですからね
ご褒美のない行動など私だってやりたくありませんよ

大事なのは行動の主導権まで奪わないこと
『勉強しなさい!』と強要するのではなく
『勉強しなくていいの?』と尋ねてあげること
あくまでも『やる、やらない』という行動の選択は子供に任せることで
自分の行動に責任が生じるようになります
責任の所在地は主体性であり
その主体性のある行動が充実感や達成感を得られるということです

それが成功体験になれば
放っておいても自分から行動を起こす子になってくれるはずですよ

子育ての目的は
自立した大人になってもらうことであって
優秀な大人になってもらうことではありません
出来不出来よりも主体性の有無に注目して
どうか『上手に』子育てをしてください

















以上
DJあおいでした



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