こんばんはDJあおいです

読者さんからこんな相談をいただきましたよ




『いつもグサグサと心に刺さる言葉を
ありがとうございます。

私は商業高校3年生で嫌がらせを受けています。心当たりは、部活を他の同級生より早く引退したことです。進学するため受験勉強を優先して部活を3年生の4月に引退しました。通常は7月末に引退です。
引退すると周りがあまり話しかけてこなくなり、単なる気まずさのせいかと思ったのですがクラスの同じ部活をしていた1人がかなり冷たく接してきます。私がプリントを渡す際にかっさらうようにものすごい音を立てて取ったり、教室のドアを私の目の前で閉めるなどです。あとは口を聞いてくれません。
くだらない、と思うかもしれませんが1年間それを続けられました。とても苦しかったです。
我慢して我慢して今に至りますが、誰にも相談できず、心が傷ついたことを無視するのが得意になってしまったと感じます。
「今のすごい嫌だな」と思っても何一つリアクションがとれず、ネガティブな気持ちをリフレッシュできません。
自分に正直になりたいと思いますが、正直がワガママなのか甘えなのか考えているうちにわけがわからなくなりました。いつも元気が出なくて、何をしていてもぼんやりします。もともとすごく社交的というわけじゃないので、その子のせいだけとは言えませんが、その子はクラスの女子の中心メンバー?みたいな感じでクラスメイトに近寄れず、一人で過ごすことが大半でした。卒業式間近なのに、全然思い出もありません。
自分にも原因があるから嫌がらせされるの?と思ってしまい相手を恨み切れません。
自分の気持ちを知ったり、コントロールするにはどうすればいいですか?また、いじめや嫌がらせは本人にも原因があるのですか?
答えていただけたらとても嬉しいです。』

 











真面目な子って
人から嫌われても
人を嫌うことをしないんですよね

正確に言えば
心の奥底で『嫌い』という感情がメラメラしているのに
その悪感情の火を消火しようとして
『嫌われる原因は自分にあるんだ』と自分自身を納得させて
『人を嫌わない自分』というものを死守しようとするんです

しかし悪感情の火はそんな誤魔化しで消えることもなく
『人を嫌ってはいけない』という思いと『こいつムカつく!』という思いの狭間で行ったり来たり
その葛藤の繰り返しで心身を消耗させてしまうのですよ

『嫌い』という感情には『嫌い』という感情で相殺するのが心身を健全に保つ秘訣
人に嫌われてもいいし、人を嫌ってもいいんです
人を嫌うこと自体は悪ではありません
問題は『人の嫌い方』なんですよ

暴言暴力で表現したり、無視や嘲笑でその人の存在を黙殺したり、悪口を吹聴して仲間を集う嫌い方は下の下
醜い自分になってまで人を嫌うやり方は自ら白旗を上げているようなもので、それは敗北宣言に等しいもの
自分で自分の価値を下げるような嫌い方は自分のために避けるべきなんです

上手な嫌い方というものは
陰口悪口は言わないこと
群れずに自分ひとりで静かにエレガントに嫌うこと
嫌いな人にこそ礼儀をもって接すること
嫌われても嫌われても美しい自分で対応すること

想像してみてください
嫌いな人に『嫌い!』という感情を必死でぶつけているのに
全て大人の対応で受け流されたら
こんな屈辱はありませんよ
こんなに腹立たしいことはありませんよ
4回コールドで完膚無きまで叩きのめされた気分です

だからこそ『嫌い』という悪感情は人としての品格の燃料にすべきなんです
美しさで見下してあげればいいってこと
わざわざ悪感情でブスになってあげるほどお人好しになってあげるなよってことです

人から嫌われてもいい
人を嫌ってもいい
嫌われることも嫌うこともOK
ただ悪感情でブスにならないように
そこだけ注視していれば人生なんて自由自在よ







以上
DJあおいでした



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