想いよ、逝きなさい
DJあおい
幻冬舎
2017-09-21
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こんばんはDJあおいです

読者さんからこんな相談をいただきましたよ




『あおいさん初めまして。
大学4回生の女です。今年の夏、一つ上で他大学、同回生の彼氏の浮気が原因で別れました。

出会った当初は誠実でちゃんとした目標があり、就職先のアルバイトも頑張っていた彼ですが、次第に趣味程度だった為替トレードにどっぷりはまり、アルバイトもせず目標も諦め、最終的には浮気をされました。

彼のことがとても好きだった分、かなりショックで、別れて4ヶ月が経った今でも連絡したり会ったりは一切していないものの、心の何処かで引きずっていました。


そんな彼が婚約したと聞きました。私と別れて4ヶ月で、まだ大学生です。浮気相手とは違う女性です。デキ婚ではありません。彼は今まで5人ほど付き合ってきましたが最高は10ヶ月です。


こんなダメな男と結婚しなくてよかったと思う反面、別れてからまだ優しくて誠実だった彼のことばかりが思い出として残っていて、辛く苦しいです。婚約の事実を受け入れられません。

たった7ヶ月しか付き合ってないのにまだ忘れられない私に喝を入れてください。

よろしくお願いします。』

 










諦めるということは期待を捨てることです
諦められないという人は
期待を捨てられない人です

未練の正体は期待
『もしかしたらやり直せるかも』という期待
『また好きになってくれるかも』という期待
その期待が足枷になってしまうものなんですね

失恋した人はよく『可能性』という言葉を使います
『復縁できる可能性が1パーセントでもあれば、、、』という思い
その『1パーセントの可能性』というのが期待という名の毒なんですよ

可能性なんて決してゼロにはならないもの
アイドルと付き合える可能性だってゼロではないですからね
大事なのは可能性の有無ではなく
その可能性という名の期待を捨てることなんです

なぜ期待を捨てることができないのか
それは傷つくのが怖いからです
『もうやり直せない』というところまで気持ちが離れるのが怖いんですね
失恋によって傷ついているわけではなく
失恋によって傷つくのが怖いから期待を捨てられないということ
つまり諦めることができない人というのはまだ『失恋の痛み』という洗礼を受けていない状況なんです

諦めが早い人というのは期待を捨てるのが早い人
さっさと『失恋の痛み』という洗礼を受け
さっさと傷ついてさっさと立ち直ることができる人なんですよ

失恋において前向きな方向とは絶望の方向
後ろ向きな方向は期待という名の希望の方向
さっさと絶望してしまった方が前に進めるということです
期待を捨てなきゃ忘れることもできないんだぜ







以上
DJあおいでした



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