想いよ、逝きなさい
DJあおい
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2017-09-21
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こんばんはDJあおいです

読者さんからこんな相談をいただきましたよ




『DJあおいさんこんにちは。
いつもブログを拝見しております。

22歳社会人です。
私には同棲して2年ちょっとの彼氏がいます。
とても相性が良く元々結婚を前提に付き合ってたこともあり、このままこの人と結婚するんだろうなぁと思っていました。

ですが、1ヶ月前に彼氏の浮気が発覚しました。
職場の人や友達ではなく、出会い系サイトに登録して色んな子にメッセージを送っていました。
彼氏の様子が変だと思いパソコンの履歴を見たのが知ったきっかけです。

すぐに彼氏と話し合いをしました。
仕事のストレスと、同じ毎日の繰り返しに嫌気がさし刺激が欲しく深く考えずやってしまったとのことでした。
女の子たちには1回も会ってないことや私の目の前でサイトを退会してくれたことから私はもう1度やり直そうと決めました。

でもずっと心のモヤモヤが拭いきれずまた浮気してたらどうしようという思いから「私のこと好き?」など頻繁に聞くようになりました。
それがきっかけでまた言い合いになり、結局別れようということになりました。
別れようと言い出したのは私です。彼氏は別れたいなんて思ってないけど俺が全部悪いからお前が別れたいなら別れようと言われました。

自分でもどうしたらいいか分かりません。
お互い好きでまだ別れたくない感じですがこれからも疑い続けてしまったりまた刺激欲しさに浮気されたらと思うと辛くて別れるしかないのかなと思います。
でも好きという気持ちの方が強くてどうしても別れたくないと思ってしまいます。

私はどの道を選択すればいのでしょうか。
長文で分かりづらくすみません。
まだ暑い日が続きますのでどうかお身体ご自愛ください。』

 







『好き』という感情は『期待』という名の幻想ですよ
『こういう人であってほしい』という自分の期待をその人に投影しているだけのもの
その人のことが好きなわけではなく
自分の抱いている期待が好きなだけ

多くの場合それは多大な幻想であり
実際の人物像とは異なることが多いです
しかし付き合いを重ねていくうちにその人の人物像が見えてきます

その人の至らない点や悪癖等が見えてくる度に
自分が抱いている多大な期待を切り取り捨てていく作業をしていくわけですね
その繰り返しによってその人の人物像が浮き彫りになっていき
その人本来の人格や性格を見ることができるわけです
その本来の人物像と付き合っていくことが『愛する』ということなんですね

しかし自分が抱いているその人への期待を捨てきれない人もいるもので
その人がどんな不貞を働いてもそれを自分に中で認めることができないんですよね
起きてしまった事実を受け入れることができず
『この人がそんなことをするはずがない』と自分が抱いている期待を切り捨てることができないんです
何故ならば『恋をしている自分を失いたくないから』ですね

好きだから許せない
でも好きだから別れたくない
という末期症状の『許せない』とは
自分の期待通りの人になってくれない憤りであり
『別れたくない』という思いは
自分の期待を裏切られたくないという憤りであり
そのベクトルはその人ではなく自分が抱く期待に向けられているものであり
結局はその人のことなんか見ちゃいないんですよね

その痛みは期待と現実の狭間にある葛藤によるもので
期待を捨てなきゃ現実なんか見えないものなんですよ
現実の中で愛せなきゃその恋愛はもうおしまい
幻想ではなく現実のその人を直視することをお勧めします







以上
DJあおいでした



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