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2019年09月







今は娘が闘病しているけど
四年ほど前には相方が闘病していた

そのときに私はひとつの過ちを犯してしまった
それは、病名等をネットで検索すること 

私はただ希望が欲しくてネットで情報を収集しようとしただけだったのに
ネットには希望も絶望も散乱していた

希望だけを収集することはできない
希望を求めれば絶望もおまけでついてきてしまうのがネットの世界

希望も絶望も
一度目に入ってしまったらもう二度と忘れることはできない
それは頭にこびりついたまま
常に希望と絶望が頭の中で戦っている状態になってしまった

四六時中緊張状態が続き
交感神経に傾倒して
自律神経が乱れ
不眠、食欲不振、手足の痺れ、謎の湿疹、喉に不快感等
すっかりメンタルが崩壊して
看病どころではなくなってしまった

看病どころではなくなってしまったことでまた自責してしまい
更に自分に追い討ちを掛けてもう狂乱状態
今振り返ってみてもあまり思い出せないところがまた恐ろしい
経験のある人ならこの地獄の苦しみはわかってくれると思う

大事な人が重篤な病気に掛かってしまった場合
希望を求めてネットで情報収集したくなる気持ちはわかるけど
それだけは絶対にしない方がいい

大事な人を直接診てくれるドクターやナースを信頼すること
ネットは自分の大事な人は診てもくれないですからね











 






















こんばんはDJあおいです

読者さんからこんな相談をいただきましたよ










お悩み


『あおいさん、こんばんは!
いつもいつも心に響く言葉ばかりですごく勉強になります。
私は大学3回生の女ですが、相談したいことがあります。

よく二番目に好きな人と結婚した方がうまくいくと言うのですが、これは本当なのでしょうか?』









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娘の病名は急性白血病
大きく分けて三つのステージがある
ひとつは標準危険群
ひとつは中間危険群
そしてもうひとつは高危険群 

目覚ましい医療の発達により
標準危険群と中間危険群の寛解率は7割から8割と言われている
白血病がもはや治らない病気ではないと言われる所以である

娘は中間危険群と言われた
まだ詳しい結果は出ていないけど
ほぼ中間危険群で間違いないと言われていた

中間危険群の寛解率は約7割と高い水準にあるけど
だからと言って親は『ヘーキヘーキwヨユーヨユーw』とはならない
7割という高い確率であってもそれは蜘蛛の糸のように頼りない希望だ

その蜘蛛の糸のような頼りない希望を必死で掴み
毎日不安と戦っている
不安と恐怖心という液体が
ゆで卵の薄皮のようなもので
なんとか人の形を形成しているような状態
ちょっと触れただけで薄皮が破裂して
不安と恐怖が溢れ出しそう
毎日がギリギリである




今日検査の詳細が出た
私は中間危険群だと思っていた
結果は『高危険群』だった




以前、ドクターは標準危険群と中間危険群の寛解率を
はっきりと数字で示してくれた
『治りますよね?』という問いにも
『治ります』とはっきり答えてくれた

でも高危険群と結果が出た今
寛解率は教えてくれなかった
私も怖くて聞けなかった
それでも勇気のありったけを出して『治りますよね?』と聞いてみた
ドクターは『必ず治るとは言い切れない』と答えただけだった

私が掴んでいた蜘蛛の糸は途切れてしまった
もちろん希望がなくなったわけではないけども
どん底だと思っていた今がどん底ではなかったこと
私がどん底だと思っていた場所からさらに深い場所に突き落とされてしまったこと
なによりも代わってあげられないことが悔しくて悔しくて気が狂いそう
娘が元気になるためなら右腕だって差し出すのに
娘が元気になるためなら命だって差し出すのに
そんなことをしても娘は救われない
自分の無力さが恨めしい
『人生で最も辛い日ランキング』がまたしても更新されてしまった




娘が待つ病室に戻るためには
まず泣き顔をなんとかしなければならない
泣いてる顔を見せて更なる不安を与えたくない
せめて今まで通りの自分で接しなければ

私は病棟入り口のエレベーター前で
外を眺めながら涙を沈めようと必死だった

運がいいのか悪いのか
ちょうどその入り口で
退院する子供と鉢合わせてしまった
ナースさんやドクターに囲まれて
『退院おめでとう!』と祝福される家族
満面の笑みで花束を受け取る子供
嬉し涙を流してナースさんやドクターにお礼を言う父母

本来それは祝福すべきことなんだろう
でも、私にはそれが地獄だった
たまらず非常階段に駆け込み
ゲロが出るほど気が狂ったように号泣してしまった





病室へ戻る
今日の娘は抗がん剤の副作用も収まり終始ご機嫌
『本当に病気なの?』と疑いたくなるほど明るく
友達のこと、退院したらやりたいこと、将来の夢、好きなアニメの話、好きなユーチューバーの話
たくさんたくさんお話しをしてくれた

そして最近ハマっているのがお昼寝
狭いシングルベットに二人寝そべり
背中をくっつけて昼寝をするのが気持ちいいのだとか

最近では年頃なのか一緒に寝ることもなくなり
親としては若干寂しかったところ
このお昼寝タイムは親にとってもご褒美のようなものだ

娘と背中をくっつけて横になる
背中があたたかい
それは命のあたたかさのようにも感じた
気持ち良さそうな寝息がスースーと聞こえる
こんなに『命』を感じたことは今までになかった
こんなに『幸せ』を感じたことは今までになかった






娘、代わってあげられなくてごめん
この埋め合わせは一生を掛けて償っていくから
なんとか、なんとか
10年後も20年後も30年後も
生きてくれないかなぁ








 





抗がん剤治療は週に一度行われる
一時間ほど点滴で投薬して終わり

副作用は時間差で襲ってくる
昼前に投薬して、副作用が出始めるのがその日の夕方頃
そして翌日はだいたい丸一日ダウンして
翌々日の昼過ぎくらいから徐々に副作用が収まってくる
そして翌々々日に復活するという感じ

月曜日に抗がん剤治療をしたとすれば
月火水と三日間副作用と戦い
木金土日と四日間の休息がいただける
差し当たってはそれを約2ヶ月繰り返すことになる

娘氏は今日、2回目の抗がん剤治療を行なった
完全復活をするのは金曜日になりそう
この三日間が娘にとっても親にとっても
なかなかハードな三日間になる

娘は抗がん剤治療は一回経験済みということで
今回は初回よりも落ち着いている
相方も抗がん剤治療の経験があるので
どの程度の辛さなのかなんとなく想像がつくのだろう
私の心配を他所にわりと落ち着いている

私は抗がん剤治療をしたことがないので
抗がん剤治療がどれほど辛い治療なのかは想像もつかない
でも娘と同じ辛さを共有したいという心理が働き
想像し得る『最悪の痛み』を想像してしまう
この想像がもうメンタルをガシガシと削っていく

本当は親としてしっかりしていなければならないのに
私はもしかしたらダメな部類の親なのかもしれないなと
自尊心まで奪っていくから厄介だ

そんな私を見かねてか
娘がこんなことを言った

『私は今、ここにいることが奇跡だと思っているよ
だってあのまま病気のことがわからなければ、私はもしかしたら手遅れになっていたかもしれないんだから
病気が見つかったのはラッキーだよ
きっと私がいい子だから神様が助けてくれたんだね』

この言葉には驚いた
私はずっとそれを『不運』だと嘆いていたのに
娘はそれを『幸運』と言う

神様の存在や『いい子』というのは些か疑問だが
『幸運』というところは確かにそうかもしれない
なんで今までそれに気が付かなかったんだろう
脳天に雷が落ちる思いだった

不幸でも不運でもなかった
これは幸運だった
そして幸運の先には幸せがある

娘は今、幸運を掴んだ
そしてそれを手繰り寄せ
幸せを掴もうと必死に戦っている
そう思うと少し力が湧いてくる

今日は娘に大事な『気付き』を与えてもらった
子供だ子供だと思っていたのに
いつの間にか大きくなっていたんだな

こんなときなのに娘の成長が嬉しい一日だった









 






















こんばんはDJあおいです

読者さんからこんな相談をいただきましたよ










お悩み


DJあおいさん、はじめまして。
いつもブログ拝見しております。
とても為になるお話ばかりで、自分を顧みる機会を与えてもらっています。
ありがとうございます。

大好きな憧れの先輩からアプローチがあり、長年の思いが実ったと嬉しかったのも束の間、毎日彼の一挙一動に一喜一憂して、こんなメール送らなければよかったとか、こんな対応しなければよかったと自分を否定してばかりです。
今までは自分に自信があったはずなのに、その自身が今は皆無で全てが怖いです。
昔から恋愛にのめり込むタイプだったので、そうならない処世術はそれなりに身に付けていたつもりでした。
世間の全てが敵に見えてしまい、1人だった頃よりも孤独を感じています。
私はどうなってしまったんでしょう。
多分自分に自身があって、自分というものをしっかり待っていた私を彼は好きになったはずなのに、それが崩れてしまい、本当に参っています。

公私ともにお忙しく、大変なことも多い中、このような雑駁なメールですみません。
何か一言頂ければと思い、メールした次第です。









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